あなたのキャラクター、白い空間で棒立ちしてない?動かすことによる説得力が世界を作る。
さて、今回は漫画における絵、ですね。
といっても、文字通りでしかないのでそこまで詳しく語ることはないのですが...。
まず前提として、当たり前ですが漫画には一コマの中に絵とふきだしの2つがあります。
私が言っているのはこの一コマを抜き出して言葉にする、ということなのです。
先ほどの例文
「ねね!聞いた!?駅前にマックできたんだって!」
「ふ~ん。そうなんだ...で?」
「一緒にいこうよ!」
「えぇ...めんどくさいんだけど...」
「ぼ、ぼくもいい......かな」
「ケチ!みんなで行こ〜よ〜!」
これに動作を加えるとこうです。
「ねね!聞いた!?」
机から身を乗り出すA。
「駅前にマックできたんだって!」
「ふ~ん。そうなんだ...で?」
呆れたように頬杖をつきながらBが言うと
「一緒にいこうよ!」
目を輝かせながらそう言う。
「えぇ...めんどくさいんだけど...」
「ぼ、ぼくもいい......かな」
Bの言葉に同調するようにもじもじと喋るC
「ケチ!みんなで行こ〜よ〜!」
そんな2人を見てぷく〜と頬を膨らませて不満そうにする。
セリフの後に動作(絵の様子)を描写する。またはセリフを分割して間に動作を入れる。
たったそれだけなのに先ほどまでの文章と違って確かにキャラクターが動いているのが分かると思います。
セリフによるキャラクター性と動きによる説得力。
この2つがあるからこそ読者は1人の生きている人間としてキャラクターを見ることができます。
どちらか1つ欠けていると作者に動かされる人形のように感じてしまい、物語に集中できないのです。
では具体的に動きとはという問題については散々お話ししている通り漫画における絵、なのです。
漫画の一コマには誰かが喋るふきだし、それとセットでキャラクターの絵が描かれていると思います。
それを言葉に直すだけです。
棒立ちでずっと話し続ける人なんていないですよね?(髪を触ったり、モジモジしたり、話しながらジェスチャーをしたり)
そういった様子(絵)を文字にしてみてください。
慣れないことをやるのは難しいし、大変かもしれません。
些細なことでいいのです。
例えばよそ見をしながら喋るであったり、逆に相手の目を見て話している、であったり。
そんな些細な描写をいれるだけでも物語に説得力が生まれます。
その説得力こそが物語に命を吹き込むのです。




