表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

7/7

他の文字(ノイズ)を消せ。空白で「大ゴマ」のインパクトを作る引き算の極意

前にお話した


緩急→漫画における一コマ


コマ自体の大きさや隙間→行の隙間


似たような2つなのでまとめてしまいますね。(というよりも一章でお話した空白を作ることの応用と+αって感じですね)


では緩急とは一体何なのか...。


様々な物がありますから代表的なものだけ。


1.時間経過


2.場面の強調


3.感情の温度を変える『溜め』とリアクション


主にこの3つです。


では1つ目、時間経過から。


......と言ってもそのままなのです。例文いきますね。





そして私は眠りについた。


次の日


「おっはよ〜!昨日はよく眠れた?」





別に変なところはないですが、一工夫すると


そして私は眠りについた。





次の日





「おっはよ〜!昨日はよく眠れた?」




こちらのほうが少し読みやすいと感じませんか?


なぜ空白を作るだけで読みやすさが変わるのか...。


これは一章の方でお話した通りなのですが、空白を作ることで読者が情報を処理する時間を作れるから。


それに加えて場面が変わったことを視覚的に分かりやすくなるからですね。


たった一工夫するたけで違いますのでぜひお試しください。





では2つ目、場面の強調についてですね。


簡単に言えば決めゼリフなどを言わせるときの方法です。


こちらは一章の方で触れましたね。


詳しくはそちらに戻って見てもらうとして、補足程度にしておきましょうか。


漫画を意識しろと言いながら具体的な例を上げてなかったので今回のコマの大きさというものを具体的に上げていきますね。




簡単に言えば見開きの大ゴマ(決めゼリフ)は多くの空白を使います。


それは読者の意識を、見る文字をその一点に絞ることによるインパクトを出す工夫。








他の文字というノイズを空白で消すことでその文字だけに読者が集中することができるため強調されるという仕組みです。










先ほどの時間経過は漫画で言うなら小さいコマ。(風景だけのコマ、何も書いてないコマなど)


いわゆる場面転換などによく使われる視点や状況を一度リセットさせる方法です。


スマホ読者が多い現代では特に効果的で、空白による視覚的リセット。



さらにスクロール(漫画で言うならページをめくる行為)することによる物理的なリセットまで付いてきます。



そのため2重に読みやすくなるのですね。


読者が次に何があるんだろう?


とスクロールするきっかけにもなりますしね。








さて、次は3.感情の温度を変える『溜め』とリアクションですね。


事前に言っておきますが上手く説明できないです。


私自身感覚でやってるところが大きいので?


とはいえ、できる限り噛み砕いてみますのでもうしばらくお付き合いください。


まずは例文から





「布団が吹っ飛んだっ!!」


「は?」




ギャグに対してのツッコミではありますが...それ以上のものを感じることはないと思います。


では具体的に溜めに移りますね。






「布団が吹っ飛んだっ!!」


「...は?」






...(3点リーダー)を一つ追加しただけです。


しかしこれだけでツッコミ役の呆れ(・・)が何となく伝わりませんか?


私の伝えたい溜め、リアクション、はこういうことです。


ちょっとした文字でリズムが変わり、その受け取る内容が変わってしまう。


文字の奥深いところです。


ではもう一つ。






「布団が吹っ飛んだっ!!」


「......は?」





今度は...(3点リーダー)を2つにしました。


こうすることでツッコミ役の困惑(・・)が伝わると思います。


これに加えて先ほどの場面の強調を使うと






「布団が吹っ飛んだっ!!」








「......は?」






とさらに白けた空気、静まり返った場というものを表現することができます。



文字数を変える、間を作ることでもまた受け取り方が変わるのです。


...(3点リーダー)は無言、無音を表すことができます。





今回の呆れや困惑だけでなく、真剣な話の途中に挟んでやればキャラクターが考えながら話している様子なども表現することができるのです。





語らない(想像させる)、という便利な道具なんですね。


......使いすぎは厳禁ですよ?


程よく使うからこそ効果的なものですから。


便利な道具は要所にのみ使うからこそ意味があるのです。




さて、ここでは一例を上げましたがこれに関しては本当に書き殴って慣れるしかないと思っています。


読者目線での文章のリズムというものを掴み取るしかありません。


一度書いた文章を読み返してみて違和感がないか、自身の伝えたいニュアンスになっているかを逐一確認していく。


そんな地道な作業をしていくしかありません。




この1章、2章で説明させていただいたことは基礎的なものですが、故に最も大切なものです。


このエッセイが少しでも皆様の参考になることを祈っております。


とはいえ自分ではどこがダメなんだろう...?と悩んでしまうことがあると思います。


はい。ですから私がいます。


気になることがあれば私の方に質問してください。


このエッセイを書いた責任としてできる限り力になりましょう。





さて、3章からは私個人の物語についての考えを話していこうと思っています。


お付き合いいただける物好きな方は今しばらくお待ちくださいね。

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

↑ページトップへ