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スライム娘の恩返し~転生して錬金術師になった不遇外科医は尽くし系美少女と平和な生活を送りたい~  作者: 砂礫零
第7章 スライム娘の大事件

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第99話 やぶってみた

「イリスさん! キモノの襟は右前(みぎまえ)…… あの、向かいあった人から見ると、左の襟の上に右の襟がのってるようにするんですよ!」


{はいなのです!}


 俺たちが関所を無事に抜けるためには、ゲイシャに変装しなければならない ――

 難易度の高いミッションだと思ったが、ここで、意外と活躍してくれているのが、ミアである。

 竜神族にしてはアクティブな彼女は、ゲイシャにも詳しかったのだ。

 なんでもミアは、かつてヤパーニョ皇国にちょこちょこ遊びに行っていたそうで…… 遊女たちの奉納舞などを目にしたことが、幾度もあるらしい。

 俺はその辺はさっぱりだから、本当に助かった。


 ミアの指導に従い、イリスは徐々に、ゲイシャ (ミアが言うには 『マイコ』 だそうだが) らしくなっていく。

 独特な日本髪に、造花や宝石のかんざしを挿したイリスは、ぷにゅっと小首をかしげた。


{ミアさん! これで、どうですか?}


「うーん、だいたい、いいんですけど…… すみません。キモノを、もう少し華やかにしてみましょうか」


{やってみるのです!}


 ミアのオーダーを受けたイリスは、しばらくぷるぷる震えていたが、やがて、ぷにゅんと地面にへたりこんだ。


{ぷうううう…… なんだか力がぬけていく…… のです}


「ほい、スペア心核、交換」


{同期率10%…… 50%…… 80%…… 100%…… リンタローさま、ありがとうなのです! げんき、100ばいなのです!}


 どこかのあんパンのヒーローみたいだな、イリス。

 (とすると、俺はジャムおっさんか)


{けど、スペア心核…… そんなに使ったら、なくならないですか?}


「大丈夫だ。いま、イリスが変身してるあいだに、追加錬成しといたから」


{さすが、リンタローさまなのです! ぬかりないのです! ありがとうなのです……!}


「いや、たいしたことないって」


 おかげでスキルレベルも、49まで上がったしな。

 ―― スキルレベル49では、たいした特典もなかったが 《座標転移術師》 という称号が増えていた。

 AIの説明によれば、この称号によって、座標の位置に正確な転移陣を一瞬で張れるようになるらしい ……転移を習得しており一定のレベル以上だともらえる称号だそうだ。親切設計だな。


{じゃあ、もういちど! 変身するのです……!}


 ぷるぷるぷる、ぷるっ……

 イリスが細かく、震える ―― やがて。

 無地だったキモノの表面に模様が浮かびあがった。

 ―― 水色の地に、流水紋? だったか…… 流れる川のような白っぽい線。その上を、色とりどりの蝶が飛んでいる。

 いまの季節らしい、涼しげなデザインだ。


「イリス、よく似合ってるな」


{えへへへ…… リンタローさまにそう言ってもらうと、お世辞でも嬉しいのです!}


「お世辞じゃない! イリス姐やんは、かわいいぞ!」


 ミリンが偉そうに保証すると、イリスはてれたようにグリッターを漂わせた。


「ふう。まあ、こんなところですね!」 と、ミアも満足そうだ。


「さあ、次はリンタローですよ!」


「ええっ、俺も、ゲイシャに!?」


== なろう版はここまでです ==


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※ネオページでのタイトルは『転生したらなんでもできるスライム娘が押し掛けてきた』です
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