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スライム娘の恩返し~転生して錬金術師になった不遇外科医は尽くし系美少女と平和な生活を送りたい~  作者: 砂礫零
第6章 スライム娘の大作戦

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第87話 無法地帯だった

 最初は、小さな火花だった。

 カゲ太郎の首に取りつけた魔力制限装置…… そこから白い星のような火花が、弾けたのだ。

 ―― と、思ったら。


 バチバチバチバチッ……


 (またた)()に、火花が増えた。

 魔力を抑え、使えなくするための制限装置…… それが、火花をまき散らしながら、弾ける――!

 呼応するように、カゲ太郎を捕らえていた黒い魔力吸収網が、中心から真っ赤に色を変えていく。

 静かに小さな炎があがり、あっというまに燃え広がる……!


{はううううううう! 水なのです! トカゲの黒焼きが、できちゃうのです!}


「わかってる! 《神生の大渦》! …… あれ? 消えない……!?」


 チート能力で大量の水を注ぎ続けているにも関わらず、炎はまったく衰えない。それどころか……

 ぼっっ

 新たな火の手があがり、朱色の舌でカゲ太郎の黒衣を焼いている……


「無駄です」


 ミアの声が、硬い。


魔素(マナ)の吸収が限界を超え、燃えたのでしょう…… 魔素(マナ)が形を変えて炎となっているようなものなので、水では消せません」


「じゃあ世界樹の雫は?」


「それ、火に油を注ぐようなものですよ?」


 じりじりというかすかな音とともに、皮膚の焼ける嫌な匂いが漂ってきた。


「…………っ」


 カゲ太郎の食い縛った口から、声なき悲鳴が漏れる。

 早く火を消さなければ、カゲ太郎の生命が危ない。

 なにか、方法は…… くそっ。何も、思いつかない……!


「ミアは、火を消す方法、知らないか?」


魔素(マナ)の火には通常、鎮火の魔法を使います」


「使えたら、使ってやってくれないか……?」


「残念ですが、細かい作業も収束魔法も、我々の範疇外です」


 ミアが肩をすくめ、ミリンが 「大規模攻撃専門だな!」 と補足する。


「そのうえ、こやつを助けねばならぬ理由を、余もおやも、持ち合わせてはおらぬ! 自業自得なのだ!」


「あーもう! 《分解》 …… くそっ、だめか」 


 燃える炎が、錬成陣を消してしまう。

 特殊スキルが、使えない……!


{なら、こうするのです……!}


 ぷっぴゅん!

 突然、イリス 《スライムの姿》 が、カゲ太郎の全身に覆いかぶさった。


 {ぷうううっ…… はいりこみ、にくいのです!}


 イリス 《スライムの姿》 はカゲ太郎に覆いかぶさったまま、その皮膚と燃える魔力吸収網との間に少しずつ、スライムボディーを流していく…… すると。

 スライムボディーが触れた箇所から、炎が消えていっている ―― そうか。

 不燃性のスライムボディーで、カゲ太郎の持つ魔素(マナ)と魔力吸収網を遮断さえしてしまえば、炎は抑えられるのだ。燃料が、なくなるわけだからな。

 だが、イリスにもダメージがないわけではな、ない。

 じゅううううっ……

 炎を抑えると同時に、イリスの水分もあまりの高温に蒸発していっているのだ。


{ぷうううううっ…… 負けない、のです!}


 はやく、なんとかしなければ…… そうだ。

 あれを、使えば ――


== なろう版はここまでです ==


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※ネオページでのタイトルは『転生したらなんでもできるスライム娘が押し掛けてきた』です
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