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スライム娘の恩返し~転生して錬金術師になった不遇外科医は尽くし系美少女と平和な生活を送りたい~  作者: 砂礫零
第5章 スライム娘の大変身

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第76話 立ち上がった

「よし、もう少しだ……!」


{あっ、わわわ、はぅぅぅ……}


 4日後 ――

 ピトロ高地の新しい家で、俺とイリスは、コフェドラシル(コーヒー苗エルフ)の赤ちゃんをひたすら見守っていた。

 ドゥート皇国から3ヶ月ぶりに帰ってみたら、植物学者のオースティン先生もエルフのコモレビ姫もすっかり育児に慣れ、コフェドラシル(コーヒー苗エルフ)の赤ちゃんたちは、すくすくと大きくなっていたのだ。

 最年少 (?) のコフェリカちゃんも、もうハイハイを始めていたのだが、ついさっき。

 なんと、なぜか床に座っていた俺のひざを支えにして、つかまり立ちに挑戦しはじめた ――

 ちぎりパンのような、もにゅもにゅと温かい腕が俺のひざのうえで、ふるふる震えている。

 頭に生えた、みずみずしい双葉も同じくふるふるしており、その下に見える顔はあどけないながらも、めちゃくちゃ真剣だ…… 

 いま、もう5分くらい、立ち上がりかけては崩れ、俺が慌てて抱きかかえる ―― というループを繰り返しているのだが。

 あきらめずに、がまんづよく何度も挑戦するあたり。見所のある子だな、コフェリカちゃん。

 そして、さらに10分後。


「おっ、おっ、おおおお…… 立った……! コフェリカちゃんが、立った……!」


{よく頑張ったのです、コフェリカちゃん!}


 コフェリカちゃんは、ふるふるしながら俺の腕のなかでドヤ顔を披露したのだった ――



{はい、映像はここまでなのです!}


 ぽっぴゅん!

 イリス 《記録球の姿》 が 『初・コフェリカちゃんのつかまり立ち』 を映し終え、少女の姿に戻ったとき。


「「「あっあああああ……!」」」


 俺たちの目の前には、仲良く頭を抱えてうめくオースティン先生とコモレビ姫、ソフィア公女の姿があった。

 いまは赤ちゃんたちがお昼寝中。大人たちは、ひとときのティータイムである。


「あああ…… なんでボク、研究なんてしていたんでしょうか……!」


 オースティン先生は 『リンタローさんたちが赤ちゃんみてくれてる間にできるだけ、研究を進めます!』 って、張り切ってたからな。


「あ…… 自分…… 世界樹の雫の補充…… 明日にしておけば…… よかったです……」


 コモレビ姫も 『リンタローさんとイリスさんが赤ちゃんみてくれてる間に (以下略)』 って、行ってしまったからな。


== なろう版はここまでです ==

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※ネオページでのタイトルは『転生したらなんでもできるスライム娘が押し掛けてきた』です
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