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School Life -完全版-  作者: orange/香月
大学ノート3冊目
41/46

41日目 DEATH

「とととととととおととおととと泊まっていくだなんて!?」

秀は奏海の発言に驚きを隠せないでいた。

「いいじゃないですかっ!!!」

(このままロビィに邪魔されてたまるもんですか!!)

「いやほら、あの・・・お姉さんも7時までだって言ってたし・・・」

いくらなんでも泊まるなんてできない。

―――おーーーーーーーーーーぉおぉおおぉ!!!ぺいんーーーーっっ!!!

どこからともなく誰か(・・)の叫び声が聞こえてきた。

「・・・・今のは?」

秀が病室のドアを開けて左右を確認するとストレッチャーに乗った若者が泣き叫びながら運ばれて行った。

(ロビィ・・・??)

「秀先輩どうしたんですか?」

「あ、ううん、何でもない・・・!やっぱり泊まっていこーかな??」

(今の・・・ロビィだよな???)

秀はしばらく奏海の病室で様子を伺うことにした。



「Pain・・・・Oh・・・Injectは・・・Dislike・・・OH・・・・」

「ロビィったら、悪夢にうなされているわ・・・」

病室にはいつの間にか一度帰った香が駆けつけていた。

「OH・・・BIGなInject・・・・・Oh・・・No・・・・NO!!!!!!!」

ロビィは飛び起きた。

「ロビィ!!大丈夫!?」

「Oh!!!Kao~~~ri~~~~!!!」

ロビィは香の胸で子供の様に泣いた。

「よしよし・・・」

「OhっっMeはNow、DreamをSeeしていたよ~~~!Oh~~~~!!」

ロビィの涙はどうやら止まらないらしい。

「はいはい、もう大丈夫だからね~」

香がロビィを慰めていると、

――――バンッ!!!!

「タカシーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー!!!!」

中に入って来たのは佐久良と路面ダックスの田んぼのおやじだった。

「What!?」

「大丈夫カ!?あぁっ、そんなに包帯ぐるぐる巻いテ!!!!」

「ワシのせいなんじゃああぁああぁああぁあ!!!」

2人は同時にロビィに抱き付いた。

ボキボキボキッ

「ぺっ・・・・Pain・・・・・」

「ちょっと!!ロビィが圧死しちゃう!!」

「Oh・・・Me・・・は・・・・」

ガクッ

ロビィは気を失った。



「うれしいですね、秀先輩♪」

奏海はかなりのご機嫌だ。

「う・・・うん」

(ロビィだよな・・・やっぱり・・・)

秀は少しずつロビィのことが気になってきた。

(俺・・・行かなくて良いのかな)

秀は親友のピンチとすっかり元気になった彼女の間で揺れている。

(ロビィ・・・!無事でいてくれ・・・!)



「ちょっ、ナースコール!!!早く!!佐久良先輩っ!!」

「お、おゥ・・・」

「ワシのせいなんじゃああぁああぁああぁあ」

落ち着け、おやじよ。

「どうされましたー??」

響が駆けつけた。

「ロビィがっロビィがーーー!!!!」

響はペンライトを持ってロビィの目を照らす。

「・・・・」

「「響さん!!」」

「ワシがあぁああぁああぁワシがぁ~~~~~~~~!!!」

「ご臨終です」

「「「えーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー!!!!!!!!!!!」」

「なんちゃって♪」

響は首を傾げて可愛いポーズをとっている。



ちらっ。タンタンタンッ。チラッ。ちらちら。タンタン・・・

「秀先輩?」

さっきから秀は時計をちらちら見たり、貧乏ゆすりを繰り返している。

(ロビィ・・・・)

「セ・ン・パ・イ!!!」

「わぁ~~!?」

奏海が大きな声を出したので秀は思わず声を上げた。

「そうだ!俺、売店で何か買ってくるよ!?」

(そのついでにロビィの様子を見てこよう)

ちょっとセコイ気もするが、気になるものはしょうがない。

「私も行きます」

奏海は断言した。秀の考えはお見通しなのだ。

(秀先輩だけはぜったいに渡さないんだから!!!)



「う~ん、でも本当に苦しそうねー?」

響はロビィの前で腕組をしながら考えた。

「お、おい・・・タカシの呼吸が変だゼ・・・?」

「うそっ!?やだー!!ロビィ~~!!!」

香は涙目でロビィを揺すったが、佐久良の言う通り変な呼吸をしていた。

「こ、これは・・・・」

響は汗を浮かべた。

「チェーンストークス呼吸だわ・・・!」

「ちぇーん・・・??」

「チェーンストークス!臨終前に見られる呼吸よ!」

ロビィ・・・どうやら死にかけている様である。

「ワシのせいじゃあああああああああああああ!!!!!!!!」

おやじは耐え切れなくなって病室を飛び出した。



「奏ちゃん、俺トイレ・・・」

「私も行きます」

奏海は秀のうしろに付いて歩く。

今の秀に自由はないのだ。

「・・・うぉぅうぉぅ・・・」

どこからともなく聞こえてくるおやじの叫び声。

「おじさん!どうしたの!?」

秀はおやじに近づき、尋ねた。

「ワシが・・・・!稲刈りに誘ったばっかりに・・・!炉火井くんが・・・!」

「ロビィ!?ロビィがどうしたの!!ねぇおじさん!!」

秀はおやじの方をつかみ、揺さぶった。

「炉火井くんは・・・・クッ・・・・・・」

「多可志!!!!!!!!!!!!!!!!1」

秀はロビィの病室めがけて走り出した。

(秀先輩のバカ・・・)

奏海は自分の病室へ静かに帰っていった・・・

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