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School Life -完全版-  作者: orange/香月
大学ノート3冊目
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31/46

31日目 complexity


「奏海!待てヨ!!」

「佐久良先輩・・・」

2人は公園のベンチに腰掛けた。

「俺は“かなちゃん”じゃなくて“奏海”だけを見てるゼ。お前泣いてばっかりじゃねーカ。もう秀には任せらんねぇヨ・・・」

佐久良は奏海を真剣に見つめる。

「佐久良先輩・・・でも私・・・」

「良いんダ。奏海が秀を好きなことは知ってル・・・だからすこしずつ・・・ナ?」

今日の佐久良はいつもの佐久良とは一味違う。

―――ガサッ

「え?何・・・?」

草村の向こうで何かが動いた。

「誰かいるのカ!?出てこいヨ!!」

佐久良が草村に向かってファイティングポーズをとる。

「・・・・フフフフ・・・・」

怪しげな笑いとともに、沖島女学院の制服を着た女子が顔を出した。

「佐久良くん!!フィアンセの私をお忘れですの!?」

「え、花子!?!??!?」

草村から出てきたのは、滋賀しが 花子はなこ、佐久良のフィアンセである。

「私というものがありながらそんな子に告白してー!!!もうーーー!!!ムキーーー!!」

花子は佐久良に噛みついた!

「ギャーーーー!!!!」

佐久良の悲鳴が公園に響く。

「・・・佐久良先輩、フィアンセがいるのに私に告白したんですか・・・?」

奏海は佐久良を白い目で睨む。

「違ウ!違うゾ!!信じてくレーー!!っていうか離してくレ!!花子!!」

「佐久良くんからプロポーズしてくれたのに!!大きくなったら結婚しようねって!!毎日一緒に遊んで、愛もはぐくんで・・・・!それなのに・・・!!そんなっ!!!」

ぶわーーーーーーーーーーーっ

花子は泣き崩れてしまった。

「最低・・・・・」

ポツリとつぶやいた奏海の声が佐久良にも届いた。

「なんだヨ!!俺に相談もしないで沖島に進学したのは花子だロ!?一緒にフジヤマの高等部に行こうって言ってたのニ!!!だから俺は今奏海との愛を育んでるんダ!!」

「育んでません(キッパリ)」

佐久良は拳を握って、

「これから育むんダーーーーーーーーーーー!!!」

力いっぱい叫んだ。

もうわけがわからない。

「ひどい!!佐久良くんは花子のこと嫌いなのねー!?」

「・・・いやっ、そういうわけじゃ・・・!」

「ひどいっ、ひどいわ・・・・!」

「佐久良先輩・・・・」

「ふ・・・・2人とも好きダーーーーーーーーー!!!!」

佐久良は勢いに任せて問題発言をしてしまった。

「「最っっ低!!!!!!!!!!」」

二兎を追う者は一兎をも得ず。

「待ってくレーーーーーーーーーー!!!!」

佐久良はただの女たらしだった・・・・



「先生、私やっぱり外部受験します。」

“カナちゃん事件”から数週間。

秀とはあれから会っていない。

もしかしたら一度離れてみた方が良いのかもしれない。奏海はそんな風に考えていた。

「そうか・・・残念だなぁ。でも先生は三上がどんな進路を選んだとしても応援するぞ!」

「先生・・・ありがとうございます!」

「OH!!!!!!!!!!!!!」

「「!?」」

どうやら隣の部屋にロビィがいるらしい。

「ロビィ先輩・・・ですかね???」

「あーバスケ留学の再勧誘じゃないかな??なんだか伊吹くんもキャンセルしたとかで・・・」

「えっ!?」

ホッとした様な・・・奏海は複雑な心境だった。

(でももうあまり関係ない・・・かな)

「と、とりあえず外部受験の件、推薦で進めておくから、志望校決まったら教えてくれ」

「はい、失礼します」

「OH!!!!!!!!!!!!!」

こちらは奏海が隣の部屋にいるとは知らないロビィ。

なんと赤穂と話していた。バスケ留学の件ではない様だ。

「だからあんたのレポートが教授に褒められたんやって~」

「Meの!?Reportが!?!??Ohっ、ThatはKaoriにHelpしてもらった!!」

どうやら先日、香と一緒に仕上げたレポートが付属大学の教授の目に留まったらしい。

「あんた社会科のセンセにならへん?」

「What!???!??!?」

ロビィの夢は教師になること・・・しかし体育教師・・・

「Oh!!ThatはNOだよ!!!!」

右手を前に突き出し、はっきりと断った。

「まぁまぁ、そう言わずにちょっと考えてみてーな」

「O、O~~~h・・・」


ガラガラガラ・・・

ロビィは少し悩みながら進路指導室から出てきた。

廊下の先に奏海の姿が見える。

「Oh!きゅ~~~~とが~~~~~・・・・・N???」

飛んで行って声をかけようとしたところ、先に誰かが奏海の肩を叩いた。

「Whoだい??」

ロビィはこっそり後を付けた。

「oh・・・WhatをSpeaking?」

少し遠いので会話までは聞こえない。ただ1つわかるのは奏海の話し相手が中等部の男子生徒だということ。

「Cute Girl・・・HeはWhoだい・・・?Oh~~Shuは・・・Shuは・・・」

「ろびぃくん??」

「WAO!!!!!!!!」

日野がロビィの肩をつついた。

(そうだ、日野さんにConference(そうだん)しよう!ShuのBrotherだし・・・Ohっ)

「Hey!!日野Sa・・・・」

「あーーーーーー奏海ちゃんだーーーーーおぅ~~~~~~~~~い!!!」

(OHっ!!!!!!!!!!!)

日野は大きく手を振りながら奏海の方へ駆けていく。

(No!!!!!!!!!!!!)

ロビィの思いとは裏腹に日野はどんどん奏海に近づいていく。

「あっ、日野先輩こんにちはー」

「どうもー」

奏海と話していた男子生徒は日野に頭を下げた。

「Hey!!!Cute Girl!!!!!HeはWho??!??!?!?」

やはり気になるロビィは遠くから叫んだ。

「!?ロビィ先輩いつからそこに!??!?」

「ロビィ先輩じゃないですか!!!!」

男子生徒がロビィを見て目を輝かせた。

「Oh・・・Youは・・・確か・・・」

「はい!中等部バスケ部の小谷こたに 竜王たつおです!!」

どうやらロビィの知っている人物だったらしい。遠すぎて顔がはっきり見えなかったらしい。

「Oh~Youだったのかい~!Non Non!!」

ロビィは首を横に振った。

「YouはMeの親FriendのSweetheartとWhatをSpeakingしてたんだい!」

すごい顔で竜王に詰め寄るロビィ。

「えっ・・・福祉科について・・・俺も外部受験で福祉科のある学校受けようと思ってて・・・」

「Oh???HereのWelfare科にComeするんじゃないのかい??」

「うちの学校に福祉科ができても1年目っていうのはちょっとなー」

「そうそう」

竜王の意見に奏海は頷く。

「Nー・・・MeはGoodだとThinkだけどね」

ロビィはあごに手を当てて考えた。

「ロビィくん、奏海ちゃんたちの人生を邪魔しちゃいけないよ」

日野はつぶやいた。

「Oh、But!!ShuにはWhatとSayするんだい!?ShuはStudy abroadをRefuse(ことわる)したっていうのに!」

「えぇ!?伊吹先輩が!?」

「しゅーが!?」

竜王と日野が声を上げた。

「OHっ、日野さん!YouはShuのBrother!ShuにもっとよくThinkするようにSayしてPlease!」

ロビィは日野に詰め寄った。

「え!?伊吹先輩のお兄さん!?」

竜王はまた驚いた。

「ろびぃくんー!しゅーはどこにいるのー!」

日野が秀を探しに走り出そうとしたその時。

「失礼しましたー」

秀が目の前の教室から出てきた。

「しゅーーー!!」

「Shu!!!!!」

「伊吹先輩!」

「・・・・」

3人が秀に駆け寄る。

「バスケ留学断ったって・・・?」

日野が切り出した。

「あーうん・・・・外国へ行くほどの自信なくってさー・・・」

「OH!!!Shu!!Cute GirlがOther high schoolをTake an examination(受験する)だって!!」

(・・・・!!ロビィ先輩のおしゃべり!!)

「いやぁ、一緒のトコ受験しようぜーなんて話しててぇ~」

竜王が誤解を招く発言をした。

「What!?YouはCute GirlをLoveなのかい!??!?」

「やだなぁロビィ先輩ってば!先輩“も”三上Loveなんですかー??」

「OH!?ThatはNot!!MeはKaori Onlyだよ!!」

「かおり・・・・?香!?」

竜王がまたまた驚いた。どうやら何かあるらしい。

今まで黙っていた奏海が口を開いた。

「竜王くんは香の元カレですよ、ロビィ先輩」

「Oh??Whatだって??Now、StrangeなThingがHearできたけど・・・?」

「だから、竜王くんは香の元カレなんですってば。」

「・・・・・・・・!?」

ロビィ衝☆撃!

「O、O~~~h、Cute Girl、そうHeartをUseしないでくれたまえ。何度もSayしなくてもOKだよ、oooh」

ロビィはぎこちないスキップで去って行こうとする。

「待てよロビィ!香ちゃんに元カレがいても不思議じゃないだろ」

秀はフォロー(?)を入れた。

「Oh??Meは何もThinkしてないよ??OH??ItよりShu!!Wonder(ふしぎ)じゃないってWhatだい??」

「え、だってほら香ちゃんって可愛いし・・・」

フォローのつもりだった。

「What!?!?」

「何だとう!?!??」

「秀先輩!!!!!!!」

「しゅーー・・・・」

ロビィ、竜王、奏海、日野は秀を睨んだ。

「Oh??Ta・Tsu・Oくん??YouがWhy、HereでAngryになるんだい?NowはCute GirlにLoveなんだろう??」

「う・・・・・」

どうやらまだ少し香に未練があるらしい。

「“う・・・・”とはWhatだい!?Oh、Oh、Ta・Tsu・OくんYo~~!」

ロビィは竜王に絡み始めた。

「あれ??みんなそろってどうしたの??」

向こうから香がタイミングよくやってきた。

「Oh!!!!KAORI!!!!!TatsuoとBeforeにSweetheartsだったってReallyかい!?」

「ちょ、ロビィ落ち着いて(汗)」

ロビィはすごい剣幕で香に迫る。

「NowもTatsuoはKaoriにRegret(みれん)があるんだよ!」

「え?」

香は竜王を見た。

「なななななななななな何言ってんですか!!!俺は今三上が好きで・・・・はっ」

竜王は勢いで告白してしまった。

「えーっと・・・小谷くん・・・・・(汗)」

奏海は戸惑っている。

「No!!!!!!!!Cute GirlはMy親Friend、ShuのSweetheartだよ!!!!」

「てかたっちゃん、未練・・・?」

「Oh・・・Tacchan・・・????OH・・・・Meは・・・Shockだよ・・・」

ロビィは凹んでしまった。

「Meは・・・Meは・・・・!!!!!!!!!」

ロビィは影を背負いながらそのまま走り出してしまった。

「あ、おいっ、ロビィ!!!」

秀はロビィの後を追った。

(秀先輩ったら・・・私を小谷くんにとられてもいいわけ!?)

複雑に絡まる関係の糸は、いつになったらほどけるのだろうか―――

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