24日目 Welfare building
「三上」
放課後、奏海は白州に呼び止められた。
「ちょっと旧校舎の方まで来なさい」
「・・・はい?」
奏海は少々不審な目を向けつつも白州についていった・・・
―――ヴィイイイイインガガガガガガガゴゴゴゴゴ・・・
「おお、もう始まってたか!」
旧校舎では校舎の解体作業が進められていた。
「あのー・・・先生?何の工事ですか?」
「聞いて驚くなよ!福祉棟だ!!」
(・・・福祉棟・・・・・??)
奏海は状況を呑み込めないでいる。
「Oh!Forget Girl!」
そこへロビィが現れた。
「ロビィ先輩。・・・何ですか??ふぉげっとがーるって」
ロビィはいつも奏海のことをCute Girlと呼んでいるハズだ。
「OH!!!Little while agoはMeをForgetだっただろ!?」
ロビィは先ほどのことを根に持っているらしい。
「いやだってチャイムが・・・・」
「MeはAngryだよ!!!」
そしてロビィはなぜか白州に噛みついた。
「や、やめてくれーーー!!!」
「MeはAngryなんだよ!おかげでNext classにBe in timeできなかったんだよ!MeはStand upさせられたんだよ!??!?」
どうやらそれで苛立っているらしい。
「お、落ち着くんだ炉火井くん!」
「Si・Ra・Su Teacher!JapanのEducationはThisでGoodなのかい!?MeはそんなTeacherにはなりたくないよ!!遅れてComeしたStudentのTalkもHearしないでWhatでStand upさせるんだい!?」
ロビィはありったけの不満を白州にぶちまけた。
「炉火井くん!それを僕に言ったって仕方がないだろう!?その先生は誰だい?本人に言わないと・・・!」
2人のやり取りをぼんやり眺める奏海は、たとえ高等部に福祉科ができてもロビィと一緒の学校に行くことにためらいを覚えた。
「Meは猛Protestしたよ!!But!!Disregardされた!相手は“播州赤穂”Teacherだ!!」
(ば、ばんしゅーあこう??)
そんな名前の先生がいたのか・・・
「そ、そうか。それは災難だったな」
「Oh!??!?Misfortuneどころじゃないよ!MeはANGRYなんだよ!!!」
「いやっでも、赤穂先生は福祉科を作るのに協力してくれる良い先生だしな・・・」
なんと赤穂は奏海にとっても味方になるのだった。
「もういいよ!!Cute Girl!YouはMe Sideだよね?!」
ロビィは白州から離れると一歩ずつ奏海に近づいてきた。
(ど、どうしよう・・・!?)
ロビィはどんどん迫ってくる!
(あ、足がっ!!動かない!?)
ロビィMagicのせいではないのに、奏海の足は震えて動かない。
「Me Side・・・!!Me side・・・・!!!」
じりじりとロビィが迫ってくる。
「ちょっとあんた、次期福祉科のエースに何してくれてんの!」
「Oh、Youは・・・・あ、赤穂Teacher・・・」
そこにはショートヘアーの美しい女性が立っていた。
「福祉棟を1日で設計したんはウチやで。工事見に来たんや。」
「Oh・・・!ThatはGreat・・・・BUT!!!MeをDisregardしたFaultはBigだよ!!」
やはりロビィはまだAngryらしい。
「ところであのー、播州先生は何の先生なんですか?」
気になった奏海が赤穂に質問した。
「うーん?いちおうここでは歴史やで。でも福祉の免許も持ってるし、一級建築士も持っとる」
「MeはWorld historyのClassでStand upしたんだ!」
「あーそや、それで思い出した。」
赤穂は手をポンと叩く。
「炉火井、今日までのレポートが出てへんで」
「What??TodayはMeのEarはSundayだよ~」
なんとも都合の良い耳である。
「先輩、そんなこと言うと香に言いつけますよ?」
奏海はロビィを脅した。
「Oh!!!Cute Girl!!Thatだけは!!!」
「なんやSundayちゃうやんTomorrowにPresentationするよTeacher・・・
TodayはCute GirlとTeacherがWinnerだよ・・・」
ロビィはレポートをやるべく、しぶしぶ寮へ戻って行った・・・
「で、白州先生、どこまで三上に説明したん?」
「あ、いやまだ福祉棟ができるとしか・・・」
ロビィのせいですっかり本題を忘れていた。
「ほんならウチから説明するわ。三上、今高等部の普通科に福祉コースがあるやろ?それを福祉科として独立させることになってん。福祉コースは結構人気やし、科となると結構生徒も集まるやろっちゅーことで可決されてんけど。」
「は、はぁ・・・そうなんですか・・・」
奏海は工事中の建物をぼんやりと眺めている。
「三上は成績も良いし、素行も悪ぅない。うちの高等部福祉科のエースになれると思うんや!外部受験、考えなおさへんか!?」
赤穂が奏海に詰め寄る。
「へ!?あ、はぁ・・・そ、そうですね・・・ちょっと・・・考えてみます・・・」
もちろんみんなと同じ学校に通えたらうれしい。(約1名除く)
しかし、できたばかりの科へ通うことに奏海は不安があった。
「まぁ、白州センセとよぉ話し合ってみて!ほなね!」
赤穂は忙しいのか、颯爽と旧校舎を後にした――




