23日目 Doubt
次の日。
白州は職員会議で頑張っていた。
「高等部に福祉科を作って欲しいのですが!!」
どうやらフジヤマ学園高等部に新しい科を設立しようということらしい。
「ほう・・・高等部には既に人気の福祉コースがありますし・・・良いかもしれませんな」
どうやら白州の提案で高等部に福祉科ができそうである。
「よし、では来年度からの開設を目途に、今ある設備を更に充実させていきましょう!」
「人材もそろえなくてはなりませんね!」
フジヤマ学園は大騒ぎである。
「三上、三上ー!!!」
廊下の向こうから愛知が走ってやってきた。
「どうしたの?」
教室前の廊下で香や他の友人たちと話していた奏海はルームメイトの愛知に手を振った。
「あのね!4月から高等部に福祉科ができるんだってさ!!」
なんともうウワサは広がっているのである。
「そ、それ・・・本当なの??」
「間違いないよ!もちろん行くんでしょ!?これで外部受験しなくて済むじゃない!」
「え、奏ちゃん外部受験するつもりだったの!?」
香は愛知の発言に驚いている。そんな話、奏海からは一切聞いていなかったのだ。
「あ、うーん・・・まぁ一応・・・でもちゃんと決まってから話そうと思ってて・・・」
「でもでも!相談してくれても良かったのにー!!」
香は少しスネているらしい。
「ご、ごめん」
「Oh~~ひどいよCute Girl~~!!」
どこからともなくロビィが現れた。
「ロビィ♪どうしたの??」
「Hey!KaoriにMeetしたかったのさ♪」
「あ!あんたこの前私と三上の部屋に電話してきた外国人!?」
愛知はロビィを指差した。
「Oh?MeはForeignerではないよ!立派なJapaneseさ!!」
(立派な・・・?)
奏海の脳裏には和服を着たロビィの姿が浮かんだが、不自然だった。
「うっそだー」
愛知はまだ疑っている。
「OH!!Reallyだよ!!MeはPureなJapanese!!!」
「じゃぁ証拠見せてくださいよ!」
「O・・・Oh、OKさ!!ThisをLook!!!」
そう言ってロビィは生徒手帳を差し出した。
「ろ・・・・ひ・・・???」
どうやら愛知にはロビィの名前が読めないらしい。無理もない。(当て字なんだから・・・)
「“ろびい たかし”だよ!Oh、これでMeがJapaneseだとUnderstandしてくれたかい!?」
「名前だけじゃなぁ~」
「OH!?Doubt Girl!!MeのSweetheartのKao~riにHearすればすぐUnderstandだよ!!!」
「篠原さん、ロビィはNiceなJapaneseよ♪」
「Hey!Cute GirlもSayしてやってよ!!!」
(せ、Sayできねぇーーーー!!!)
奏海は心の中で叫んだ。あともう少しで口に出すところだった。
「どうしたの?奏ちゃん??遠慮せずにSayしていいのよ?さぁ♪」
「Oh!!MeのことをどうSayしようかThink中かい!?」
2人は勝手なことを言った。
「え、えっと・・・・・!!ロビィ先輩の家は・・・・純和風ですっ!!!!」
これが奏海の精一杯だった。
もう他にはロビィが日本であるという証拠が思いつかない・・・(作者も・・・)
「Hey!!MeのHouseはOld Japan家屋さ!!」
「ロビィのママったらとっても着物が似合うのよ♪」
「Oh、Kaori!!Youの方がGoodさ!」
「キャッ、イヤダ~~~♪Ta・Ka・Shi!」
「WOW!?TAKASHIかい!?Meは・・・・MeはVery Happyだよ!!!!!!」
2人は遠い・・・遠い世界へ行ってしまった。
「ねー・・・三上・・・私、おかしくなりそう・・・(汗)」
愛知の限界が近づいてきている。
「あはは・・・最初はキツイよね~・・・(私はもう慣れたけど・・・)」
慣れとは恐ろしいものである。
「そもそもロビィ先輩って何歳なの・・・ん・・・?高等部1-B体育進学科・・・!?うわ・・・!私ってばなんて失礼なことを・・・!!!!」
愛知は急にロビィに頭を下げた。
「え、えっちゃん・・・・??」
「OH!?Doubt Girl!!Headをup!!!!」
一体愛知に何があったというのか。
「えっちゃん??」
「ウチの高等部の体育進学科といえば・・・!内部受験でも進むのが難しいスペシャルな学科・・・!」
「Oh!Yesだよ!MeはBasket ballがWellだとPopularityでEnterできたのさ!Cute Girl!ShuもMeとSame classだよ!」
ロビィは親友を自慢した。
「あの・・・佐久良先輩は?」
ロビィから佐久良の名前が出ないので、気になった奏海は聞いてみた。
「SakuraはMusic classだよ!!MeとはClassがDifferだよ!」
音楽科・・・どうやら佐久良のケータイの奇妙な着メロは佐久良作らしい。
「あの・・・体育進学科って何を勉強というか・・・目指すというか・・・」
学科の名前だけでは想像がつかない。
「Oh!体育CollegeへGoするClassなんだよ!」
「ロビィも体育大学へGOするの??」
興味津々の香が質問した。
「Yes!!Meは体育CollegeへGoしてFutureはTeacherになるのがDreamなんだよ!」
ロビィは目を輝かせながら熱く語った。
「英語の先生ですか・・・?」
「What!?まだDoubtなのかい!?Meは体育Teacherになるのさ!StudentsとTogetherにRunする・・・OHっ!!ThisぞまさしくMeのDream・・・!」
ロビィは夕日に向かって生徒を引き連れ走っている自分を妄想していた。
「なんてステキなDreamなの・・・!MeはAidするわ♪」
香はロビィにエールを送った。
「あのー・・・秀先輩は将来どうされるか知ってます???」
奏海は恐る恐る聞いてみた。
「Oh???N~~~?ShuはBasket留学じゃないのかな??OH!!そういえばThatの話はHowなったんだろう・・・???」
「あの話って?」
愛知が尋ねる。
「WOW・・・!Doubt Girl!!ItはSecretさ!!But!NowからHearしてくるよ!」
ロビィは走り去ってしまった。
あの話とは多分、引き抜きのことだろう・・・
―キーンコーンカーンコーン・・・・
「あ!チャイム!HR始まるよ!!行こう、三上、比良山さん!」
3人は慌てて教室に入っていった。
「・・・・はぁっ・・・・・うぇ・・・・・うぇいと・・・・・・・・!」
ロビィはあと1歩間に合わなかったようだ。
「MeをForgetだよーーーーーーーーー!!!!」
ロビィの叫びが廊下に響いた・・・




