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School Life -完全版-  作者: orange/香月
大学ノート2冊目
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20/46

20日目 Confessions battle

「チンゲン菜・・・・」

奏海は中央公園のブランコに座ってぽつりとつぶやいた。

「三上さん??」

そこへたくさんの荷物を持った湖が通りかかった。


キーーコ  キーーコ・・・・


2人は並んでブランコに乗ったが、無言の状態がかれこれ5分程続いている。

「ねぇ」

先に沈黙を破ったのは湖だった。

「何?」

「三上さん、伊吹先輩と付き合ってるの?」

何やら波乱の予感である。

「あー・・・・うん・・・・一応・・・・」

奏海がそう答えるや否や、湖がすごい形相で奏海を睨みつける。

(もしかして木之本さん・・・・?)

そう、湖は奏海を恨んでいた。

前に奏海が、秀はフリーだと公言していたからだ。

「あ、あのー・・・木之本さん・・・・」

「私・・・・私、伊吹先輩のこと色々調べたんだから!!!」

湖はポケットからメモ帳を取り出してめくりだした。

「生年月日に血液型、家族構成に趣味・特技、お風呂に入る時は右足からとか・・・!」

(お、おふろ!?)

奏海は少し動揺した。

「私だって・・・・私だって伊吹先輩のことが好きなんだから!!!!!」

「・・・・っ!!」

今までの湖の態度から分かってはいたことだが、いざ本人の口から聞くと動揺してしまう。

奏海が言葉に詰まっていると遠くから声がした。


「うおーーーーーーーーーーーーーーー!!!奏ちゃーーーーーーーーーん!!!!」

「Wait~~~~~~~~~~~~~~~っ!!!!!」

「マっっっっテェ~~~~~!!!!!」


・・・・・なぜか奏海の背筋は寒くなった。


数分後・・・

「探したヨ奏海!」

一番に駆け付けたのはなんと佐久良だった。

「・・・・チンゲン菜」

奏海はぽつりとつぶやいた。

「ど、どけーーー!!サク!!!!奏ちゃんに近づくんじゃねー!!!」

疲れ切った秀がロビィと一緒にやってきた。

「Oh~~~Shuっっ!!Meはどっちの味方をすればGoodなんだ!?」

親友2人の争いにロビィも困っている。

「オレに決まってんだロ!?タカシ!!!」

「はぁ??ロビィは俺の親Friendなんだよ!!!!」

   バチバチバチバチ・・・・・・・!!!

奏海を前にして秀と佐久良はロビィの取り合いを始めてしまった。

「Ohっ!!!Pain、Pain~~~!!」

秀と佐久良が両方の腕を引っ張るので、ロビィは引きちぎれそうだった。

―――ビリッ

なんとロビィの服が真ん中で裂けてしまった。

「No~~~~~~~!!!Disgraceful(はずかしい)~~~!!」

「キャー!???!?」

いつの間にか追いついた香が、恋人の恥ずかしい姿に目を覆っている。

「タカシ・・・意外とマッチョだな・・・・・」

「Yes!MeはEveryday、筋Trainingしているからね!」

ロビィの腹は6つに割れている。

「Hey!Cute Girl!MeのBeautifulなMuscles(筋肉)をLook!!!」

ロビィはそう言って奏海に近づいていく。

(イヤぁあああぁあああああぁあああぁああぁ)

「KYAぁああぁあああぁああああぁああぁ!!!」

奏海以外の誰かが叫んだ。

「Oh!?Youは・・・・Who???」

「Hiどいわ!!ロビィ様!!!」

奏海の心の中を読んだ様に叫んだのは近江フジ子だった。

「OH・・・・・久しぶり・・・?」

「KYA~~~!!ロビィ様ったら!!!」

バシバシ!!!!!!

フジ子はロビィの暑い・・・じゃない、厚い胸板を叩いた。

「ちょっと!!やめてください!!!!」

香が慌てて間に入る。

「ロビィ!!早く服を着て!!!!!!Put onよ!!!」

「O、O~~~h、But、MeのClothesは・・・・」

トンっ

ロビィの肩に誰かの手が置かれた。

「ロビィ、俺の上着を着ろよ、風邪ひくぜ・・・」

そう言って秀は上着を脱いでロビィにかけてやった。

(ああ、秀先輩ってやっぱりかっこいい・・・・・)

奏海は怒りを忘れて心から感動した。

「OH~~~~~~~~!!!Shu~~~~~~~~!!!!」

ロビィはよくわからない喜びの舞いを踊った。

「クッソーー!!!今回はオレの負けだゼ!!!」

佐久良は悔しがっている。

「奏海~~~慰めてくれ~~~~ がふっ!!!」

秀が佐久良の首をしめた。

「Oh!??!?Shu!!!Homicide(殺人)かい!?ThatはNo goodだよ!?」

「ぐっ・・・・ぐるシッ・・・・・」

「しゅ、秀先輩!!落ち着いてください!!!」

奏海の言葉で秀は我に返った。

「・・・・ハッ!!!大丈夫かサク?!??!??!?!」

「ぐぅ・・・・大丈夫だゼ・・・・秀・・・・!悪かったナ・・・・」

「Oh!!MeたちのFriendly feelingsはForeverだね!!!!」

「「「Forever~~~~~~~」」」

目の前で繰り広げられる熱い友情物語に奏海は次第に怒りを取り戻した。

「BeautifulなMensのFriendly feelingsだわ・・・!」

「Soね・・・!」

どうやら奏海だけがついていけないようだ・・・・・

「ちょっと私のこと忘れないでよーーーーー!?!??!?!」

作者もすっかり忘れていた湖である。

「Oh、Youは・・・!Who???」

「ムキーーーー!!!」

しかしロビィが知らなくても当然。湖はロビィに自己紹介をしていないのだから。

「えっと・・・奏ちゃんと同じクラスの木之本湖さんだよ、ロビィ」

秀がすかさず紹介する。

「伊吹せんぱぁい、ありがとうございますぅ♪」

湖は猫なで声で秀にひっついた。

「No!Shu!!!Passing amour(浮気)かい!?またまたNo good!!!」

「ち、違うってば!!」

奏海は怒りで震えている。

「湖!秀先輩は奏ちゃんのSweetheartなんだから!!Separate(離れて)!!」

奏海がキレる前に香がAngryになった。さすが親友。

「何よ!?別に良いでしょ!?」

湖も負けじと反論する。

「Soね・・・恋人がいても関係ないわよね・・・!Waたしも告白するわ!」

フジ子が大きく息を吸い込む。

「ロビィ様!好きです!!!!!!!」

「わわわわわわわわわわわわわわわわわわWhat!???!?!?!?」

ロビィは混乱している。その横で香も焦っている。

そしてその更に横で奏海は涙を浮かべていた。

(秀先輩のバカ・・・・ロビィもバカ!!)

もう叫ぶ気力も走る力もない・・・

「奏海!オレもお前が好きダ!!」

なんだか告白合戦になってしまっている。

「・・・・・え?」

「What!?SaKuRa!!!Cute GirlにLoveかい!??!?Oh!!MeはPermit(許す)ないよ!?」

あんたは奏海の何なのさ的発言である。

「Choっとロビィ様!Waたしの告白の返事は!?」

「Oh~~~~Wait~~~~(汗)」

「ちょっとロビィ!?私がいるのにWaitってどういうこと?!??!?!?」

「OH!!!!!Kaori!!!!Misunderstanding(誤解)だよ!!!!」

「ロビィのバカ!!!!!!」

香は怒って走って行ってしまった。

「OOOOHHHOOHOHHHOHOHOHOH?!???!?!?!?!?Kao~~~~~~~ri!!!!!」

「ロビィ様!!!!お返事を!!」

ロビィは香の後ろ姿を見つめながら泣いている。

「MeはKao~~ri Only!!!Sorry!!!」

「Waかってたけど・・・辛いわね・・・・・O幸せに、ロビィ様・・・」

フジ子は潔く、事実を受け止めて去って行った―――


「よし・・・・私も・・・・・・・・

 伊吹先輩!私、先輩のことが好きです!!!三上さんに負けないくらい!!」

フジ子の勇士に感動した湖も負けじと秀に告白した。

そんな様子を見ていた奏海の頬をあふれそうになっていた涙が伝う。

自分は秀と付き合っていてもケンカばかりで、特に秀でたものもない。

秀はそんな自分と付き合っていて本当に幸せなのだろうか??

奏海の頭の中はそんな考えでいっぱいだった。

「俺は・・・・・・」

秀が返事をしようとしたその時。

(もう・・・見ていられない・・・!)

奏海は耐え切れずに走り出した。

「奏海ッ!!」

そしてその後を佐久良が追う。

「奏ちゃん!!!!!~~~~~~~~~~っ・・・・!!!」

秀は今すぐにでも奏海を追いかけたかったが、湖の気持ちに返事をしないといけない。

「・・・木之本さん、気持ちはうれしいけど・・・・俺、奏ちゃんが好きだから」

秀はそれだけ言うと奏海の後を追いかけた。

「・・・・・・・あきらめないんだから・・・・・・・・・」

湖はポツリとつぶやいた。


「MeはHowすれば・・・・・(Tears)」

そしてシリアスとは無縁の男、炉火井多可志はForgetされているのであった・・・

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