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あさみ  作者: 梅子


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返信

「何で…こんな子と…」

「…。母さん、やめてよ。僕が一番思ってることなんだ…」

「私は…ただ…あんたは、しょうがないよ。あんたが、こういうこと、招いたようなもんだもの。でも、朝登くんは…」

「分かってるから…もう、それ以上言わないで。返信もしなくていいから。」

「卓人…」

「頼むから、勉強に集中させてくれよ!!もう、うんざりなんだよ!!受かんなきゃ、どっちみち終わりだろ!!一人にしてくれよ!!」


 受験当日、雨が降る中、早朝に家を出た。母親が起きてきて言った。

「あさみさんと、朝登くんのことは、私たちの目が黒いうちは、私たちで何とかするから…。あんたは、あんたのために、今日は、頑張ってきて…。母さん、応援してるから…」

「…。ありがとう。」

卓人は、家を出て、途中、電車で泣いた。

 共通テスト、2日目が終わった。卓人は、出し切った…と思った。家に帰ると、泥のように眠った。あさみのことも、朝登のことも、少しの間、忘れられた。母親は、その姿に安堵しながら、赤ちゃんほしい!と、書かれたラインに、今は無理だよ。と返信した。

 卓人は、私立の大学に進学することになった。これは、卓人にとって、不本意だった。国立の2次で落ちてしまったからだ。お金がかかる…親に負担をかける…しかも、あさみと朝登くんに仕送りもしたいのに…

 実は、既に慰謝料の話もあった。しかし、あさみの親は、あの変わり者と話題の親は…「いずれ結婚するんだから慰謝料なんていらないです…」と、断ったのだ。卓人に怒るどころか、「へー、朝登の父親って、ちゃんといたんだ。」と、面白くない冗談を言うような親だった。

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