9ちょんぱ 聖女消失
「処刑される根源の聖女がないて謝罪されながら処刑されるさまはなかなか愉快でしたわね」
すっかり慣れたものなので他人が断頭台にかけられても恐怖や嫌悪感、罪悪感は一切ないセリカであった
「もういっぺん見てみたいわね。同じようにシルビアを籠絡しておけば見れるかしら」
ところがである。孤児院に出向いてもシルビアなる少女は存在しなかった。念のため他の孤児院を調べるも空振り。
男女構わず食い散らかしながら王立学園での生活も聖女が入学してくることはなかった。これは、もしかして処刑回避達成かしら?そう思って油断していた。
ところが迎えた18歳の誕生日パーティー
「セリカ。公爵令嬢とおれの婚約者の立場を悪用しての可愛いアルトに対するお前の所業は目に余る。よって婚約はこの場で破棄。いやそれだけでは生ぬるい。直ちに処刑にしてやる。ひっ捕らえろ」
なんと別の娘を連れてくるランクル殿下。その発想はなかったとシルビア
「その娘は男爵家の御令嬢だったかしら」
次のために確認しておく。言い訳は無意味なことはわかりきっていた。
「はい、次、お次」
投げやりにつぶやくセリカに
「何をぶつくさ言っている。少しは反省の色くらい見せたらどうだ」
怒りをあらわにするランクル
「はいはい、ごめんあそばせ」
面倒くさそうに油を注ぐセリカであった。
「早いところ断頭台へ参りましょう」




