アクシオムは堕とす
グレート・フリーダムに乗り込んだ。
現在自動操縦機能を使用している。そこに私の指示を実行するプログラムを組んだという訳だ。
「さて……どうするか」
包囲網が解けたことでまた乗り込む事ができる。先にグランドを奪うことにする。
洗脳を解くすべはまだ持っていない。そこはグランドを探すと同時に見つければいいだろう。
■
私はアクシオムにまた乗り込んだ。グレート・フリーダムに注意を引いている間に奥へと進んだ。
今回は人を——いや、ベレルは殺すしかないわね。あれはアクシオムを利用した悪人だ。生かす価値はないのだ。
「——!!」
ダメ元で空間把握を使用してみたら使えた。グレート・フリーダムの攻撃のおかげで装置が破壊されたのだろうか。
これは好機である。このまま一気に進んでいこう。
かなり進んだところにグランドが保管されていた。かなり丁寧にされていたようだ……?
ギルティナはグランドを手に取った。
「久しいわねグランド」
『主! 寂しかったのだ……!』
「ええ、私もよ」
グランドを、しばらく空いていた背中の鞘に収めた。
この重さ、このバランスは久しい。私にはこれがちょうどいいのよ。
これで一つ目は達成した。次は洗脳を解くための手がかりでも探しましょうか。
■
場所が変わりここは立ち入り禁止区域中核部。
様々な機械が置いてあり、グレート・フリーダム以上の高性能な機械が多数設置されていた。
「おそらくここに手がかり、それか解く何かがあるはず……」
気配察知も無事使えるため、常に作動させながら探している。
機械のボタンなどを探していると、わかりやすい赤いボタンが置いてあった。
そこには『洗脳解除』と書かれていた。ということはこのアクシオムには洗脳する機能が作られていたことになる。
「——だめだ。ここは落とすしかないわ」
ここは人が作った場所ではない。女神の力が使われている。
洗脳する機械などない。あるとしたら禁忌の魔法だが、これは明らかに人的機械である。女神からの助言を受けて作られたものであると予想した。
「そこまでしてフィオナの器を使いたいのか」
女神の考える事はよくわからないが、フィオナを使いたい意思はよく分かる。
私はボタンを押した。
少しアクシオム内部の空気が軽くなった気がした。
■
ここは女神がいる空間だった。
「チッ……」
「先輩、落ち着いてください!」
部屋はヘールラが暴れて物が散乱していた。とても女神とは思えない行動である。
「——ギルティナ・エリスフォード、あの人は生かしておけません……」
「な、なぜそこまでこだわるのですか先輩ッ!」
「———お黙りなさい!」
「……ッ!」
ターセルはこれ以上口を開けなかった。
今日は早めです
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