絶体絶命へ?
気配察知対策をアクシオムには施されていた。そのためギルティナの気配察知ですら機能しない。
「厄介ね」
反応はなし。曲がり角を警戒するしかない。
レイピアを常に持ちながら進んでいく。そしてすぐに立ち入り禁止区域に到着する。
「この奥にいるはずよ」
だがギルティナは止まる。この先に全員が待ち伏せしていたら私は剣を振れない。それはベレルも安易に考えられるだろう。
気配察知は未だ使えない。迂回しましょう。
■
正面の扉から左へしばらく進んだ。場所的に裏側あたりに扉があった。そこの扉には隙間があり、そこを利用して覗き込んだ。
人影も話し声も聞こえないことを確認した。そして私は音を立てずに侵入した。
やはり人はいなかった。私を騙すにはあと千年生きなさいよベレル。
そうベレルを内心バカにしながら静かに進む。
物陰に隠れて移動してると物陰を挟んだ所から話し声が聞こえた。
「ギルティナの……突入予想より遅れてる……」
「ええ、そうです」
少し言語が怪しく、感情が乗っていない話し声を聞く。
話し声は二人。服装的に研究員だった。一旦制圧——いやここは様子見にしておきましょう。
私はここで待機する。物陰から二人の様子を見る。目にはハイライトがないため洗脳済みだということがまるわかり。
「物音がした」
「聞こえた」
―—こちらに向かってきた。
二人は挟み込むようにこちらへと向かってきた。
(逃げ場所が―—ない!)
「——―みーつけ……」
「誰もいない……」
二人は正面しか見ていなかった。ギルティナは上に登っていた。
そして私は一瞬で二人を気絶させた。
■
グランドはベレルが持っているだろう。置き場所が特定できれば簡単に奪い返す事は可能なのだけれど―—―
『空間把握』
私は完全な魔法を使えない。使えるのは魔法を模倣して作ったもの。
―—だが、やはり無効化されていた。
「意味をなさいないわけ、ね……」
気配察知に続いて空間把握すら無効化済みだった。ベレルは頭が回る……いや女神の指示か? その可能性もある。まあどちらにせよ厄介である。
歩き出そうとした―—そしたら照明が消えた。
気配察知が使えない中の暗闇はとても危険。明かりを灯すとバレる。
私はここでおとなしく―—―
「ッ……!!」
ギルティナが吹き飛んだ。
「ギルティナ、居た」
この声はフィオナ。そして後ろにはシルビアがついていた。声は相変わらず低いしそれに加え、感情が乗っていないからさらに不気味な女になる。
「ただでさえ暗いのに……」
私は防御効果を発動させ攻撃を弾いていく。だが長くはもたない。一回の使用からしばらく待たないとまた使うことはできないのだから。
「絶体絶命……?」
照明がついた頃には―—私は包囲されていた。
日々小説の書き方を混ぜています。違和感がある場合はコメントなどをお願いします!
今日は特段に眠いです。
気に入ったら、積極的にブックマークや、評価を!(☆が並んでいるところ)
評価や、ブックマークをしてくれると、作者の励みにもなりますので、ぜひ!!
(書籍化目標なので、そのためのアドバイスなどもください)
コメントや、リアクションも忘れずに!




