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最強の剣聖は自由を求め、転生する!〜世界最強の自由人〜  作者: 冬城レイ
第七章「浮遊機関アクシオム」

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何か起きる前兆か

 朝、宿泊場所の廊下に出ると、何やら騒がしかった。


「どうしたの?」

「四位の生徒が消えたんだって」

「へ?」


 今回四位はラクティス・ラクロスというオートレイス王国の伯爵家令嬢で、相当の実力者である。連れ去られた可能性はないとは言えないが、低いだろう。


「まあそのうち帰ってくるでしょ」

「ま、まあそうね」


 フィオナはジト目でこちらの様子をうかがった。


「なによ、フィオナ」

「いや、なんかいつもと違うなって思っただけ」

「そう? いつもと変わらないわよ」

「そ、そう。ならいいけど」


 ■


 今日は自由行動で、立ち入り禁止区画以外の場所には出入りが自由になっている。

 私が一番興味を持ったのは、特殊な剣の製造だった。


「この剣はどんな効果があるの?」

「これはですね、火魔法効果に特化した両刃剣です」


 火魔法効果に特化した両刃剣? と言う事は魔法が使えなくても効果は使えるのね。


「その、火魔法効果だけど、威力はどれほどで」

「純粋な火魔法に少々劣るくらいの威力は出せますが、剣が耐えられるかどうかです」


 そうなると、天職が剣士であっても火魔法特化の魔剣士と変わらなくなるって事かしらね。十分進歩するかもだけど、ますます純粋な剣技が衰退していくばかりね。


「あなたはギルティナさんでしたね。あなたのその大剣、見せてもらえますか?」

「はい、どうぞ」


 受け取ったのは、先の説明をした人とは別の男だった。


「へえ、これは興味深い。この大剣には、この技術の数歩先のものが施されています」

「なに? と言う事は、全効果に対応していると言う事か!?」

「ええ、おそらくは。この大剣はかなりの代物ですね」


 二人の視線がグランドから私に向いた。


「これは一回預からせてもらう」

「だめだわ! 私の剣よ!」

「いや、これは新たなる進歩になる可能性がある。気持ちはわかるが協力してくれ」


 明日くらいには戻ってくるでしょう。我慢よ、我慢……。一日鍛錬をしなくても……ええ。


 ■


 その夜には、ギルティナは限界だった。


「ああもうッ! もう我慢できないわ! 深夜だろうが、出ちゃダメとか関係ない! 取りに行く」


 こっそりと部屋から出て、預けた場所へと向かう。


(たしか、立ち入り禁止の近くの場所だったし)


「あ、あったわ」


 グランドを手に取ろうとしたとき、立ち入り禁止のドアが開いた。

 そこから走って出てきたのは獣人の女……だが見たことある特徴があった。


「誰かッ……たすけ―――」


 ピュパッ、という音が聞こえ、獣人の女は倒れて静かになった。撃たれたのは麻酔だろうか。

 獣人の女の瞳は天を仰いでいる。

 それにしても何かおかしいわね……。見たことあるような顔なのよ、あの獣人。


「誰かいるのか」


 そう考えていた時、誰かにバレそうになった。一瞬で物陰に隠れる。


「気のせいか。それにしてもこいつが逃げ出すとは。まだ正気があったのか。このクソガキが」


 一発蹴って、獣人の女を抱えて立ち入り禁止の部屋へと戻っていく。


「嫌な予感がするわね」


 今日は一回断念して部屋に戻った。まだ二日目。徐々におかしくなっていく。





10万文字ぴったりなの奇跡で笑う。

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(書籍化目標なので、そのためのアドバイスなどもください)


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