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最強の剣聖は自由を求め、転生する!〜世界最強の自由人〜  作者: 冬城レイ
第七章「浮遊機関アクシオム」

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何気ない日常

 学園に無事戻る。心の切り替えは自分なりにできたと思うわ。


 そして見慣れた淡い金髪が見えた。

 そう、先に戻っていたフィオナだった。


「相変わらずジト目ね」

「別に」

「はいはい。それよりも、もう元気になったのね」

「おかげさまで」


 エメラルドグリーンの瞳でジト目が印象のフィオナだ。アメイズと雰囲気が近い……いやそれはないわね。また違った良さがあるわね。


「新しい服を買ったのね」

「そうよ。ギルティナに似せて動きやすい服を特注で作ってもらったのよ」


 学園は制服も一応あるのだが、ほとんどは自前の服で来ている人が多い。


「でしょ! 動きやすい服こそ正義よ!」

「まあ、いざという時にはね」


 ■


 今日は実技の授業である。


「問題は起こさないように」


 そうくぎを刺されてしまった。私が問題を起こすわけないわ! そう言おうとしたが、周りの目もあり遠慮した。

 まあいいわ、問題を起こさなければいい話。


「ああ……言い忘れてたが、今回のテストで高得点を取れば最先端教育機関《浮遊機関アクシオム》への見学ができるぞ」


 聞いたことないわね。最先端教育機関ということあって相当なものだと思うわ。見に行きたいものね……。


 テスト、実技は満点で行けるはずよ。筆記はどうかわからないけど……。いや、まあいけるはずだわ、うん……。


 まあまずは実技で問題起こさないように工夫しながらやっていきましょう!

 まずは自動人形《オートマタ》を倒していく。


「よいしょッ!」


 グランドを軽く一振りすると、自動人形はバラバラになる。

 自動人形には保護魔法がかけられているはずなのに。よく見ると、保護魔法用魔法陣がバラバラになっていた。


「ぎ、ギルティナぁあああああああああ! 帰ってきてそうそうなにしてるんだぁああああああああ」

「す、すみませぇぇええええええええええん!!」


 元剣聖のギルティナであれど、シルビアには勝てないのだった。


 ■


「実技は散々だったわ……」


 寮に戻ったギルティナは、愚痴をこぼす。


「それはギルティナ、あんたが悪いわ」


 呆れたようなジト目でこっちを見てくる。エメラルドグリーンの瞳はいつ見ても綺麗だった。

 昔は何とも思っていなかったけれど、今見ると不思議な力があるように感じる。これも何かの変化なのだろうか……?


「なによ、私の顔に何かついてる?」

「あ、何でもないわ!」

「あ、そう」


 ジト目は変わらず、私から視線を外してお茶を淹れにいく。

 お茶の香りがこちらにも届いている。なぜか私までお茶を飲みたくなってきた。まあこれだけいい匂いをしてたら当たり前ではあるけど、ね。


「私にも一杯!」

「そう言うと思ったわ」


 フィオナは私の行動を先読みする能力でもあるのかしら? 

 私の目の前に茶を置かれ、それを冷めないうちに飲んだ。


「やっぱりおいしいわね」

「ただの市販のお茶よ」


 市販のお茶でここまでできるとは……プロの技だわ。

 そう、私は改めて実感した。

 私が望んだ旅の始まりが近いのかもしれない。まだまだ先は長いわね。気楽にいきましょう。

今回はフィオナの容姿を細かく書きました。よくよく考えたらフィオナの容姿書いてないって思ったのでね。

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