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最強の剣聖は自由を求め、転生する!〜世界最強の自由人〜  作者: 冬城レイ
第六章「女神干渉」前編

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令嬢たちは拘束される

「全員動くな!」


 実家の玄関を壊して入ってきたのは、アリストの近衛兵、そしてメイド達だった。


「なによ。私たちを拘束する気?」


 アメイズが一歩前に出た。恐れている感じがしない。長年生きているからか、何度もあったのだろう。


「黙れ! 動くな」


 アメイズは玄関の外が見える位置に止まる。

 正確に気配を探るために、魔力と目を使う。いいね。


「今は二人しかいないようだな。まあいい。拘束しろ」


 ここで一番のお偉いさんはこの女という訳か。

 ん? こ、こいつは、屋敷にいたメイドじゃないの!? まさかこいつがこんなにえらい立場にいたなんて! なんかムカつくわね!


 ■


 私たちは極悪囚人用牢獄に収容された。服はそのままだが、所持品はすべて押収された。今頃は家の物を漁っているころでしょうね。


「師匠はやっぱり冷静ですね」

「アメイズも変わらないでしょ。表情一つ変えていないじゃない」

「千年以上生きてるせいですよ。それにしても、なぜ拘束されたのでしょうか」

「どうせ、アリストの仕業よ。女神がなんとかーって言って命令してるに違いないわよ」

「あ、そう」


 まあなんにせよ、ここから出る方法を探さなくちゃだわ。

 この中は特殊結界が張られているためか、魔法も武術も剣技も通用しない。千年前からある結界と似ているが、強度が段違いだった。

 私も前世で何度かぶち込まれたことあったけど、これとは比にならないくらい貧弱なものだったのに……。


「師匠。ここから出られない?」

「ええ、出られないわよ」

「そんな事無いと思うけどね。時間を掛ければ出れるよ」


 アメイズはいつも通りボーっとしながらこちらを見ていた。

 暢気すぎる。少しは警戒しなさいよ。


 ■


 師匠ですら無理と言ったこの結界。

 暢気と言っている師匠は、私の事をどうとらえているのか……。何も考えてないように思っているのか……。

 まあ師匠らしいからいいけど。


 この結界の密度は千年前の技術にはないもので、割と最近の技術。

 技術系に関しては師匠の知識は千年前で止まっているわけで、師匠は使えない。

 私なら何とか……いやできない。無理だ……。

 しばらくはこの生活を強いられることになる。覚悟しておこう。



 あっという間に五日が経った。


 極悪囚人用牢獄には、今のところ師匠と私だけ。看守は居ない。

 本当に嫌な予感がする。誰かがこの状況を作り出してような気がする。


 そして、カツカツと革靴の音が聞こえてきた。


「誰が来たのやら」


 アメイズはそうつぶやいた。視界の先には寝ているギルティナが映っていた。




眠いです

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