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最強の剣聖は自由を求め、転生する!〜世界最強の自由人〜  作者: 冬城レイ
第六章「女神干渉」前編

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令嬢は出かける

 同居生活から二日が経過した。

 私は剣の腕を鈍らせないために特訓は欠かしていない。

 だが、その間もずっとメイドに見られている気がした。安全のための監視か、それともほかの意味があってなのか……。

 どちらでもいいんだけどね。


「ギルティナ。買い物に行こうか」


 そういわれた瞬間、メイドが出てきた。


「王子殿下! それはいけません! 買い物なら私たちメイドのお仕事で―――」

「―――いや大丈夫だ」

「で、ですが……」

「しつこいよ」

「し、失礼しました」


 は、迫力ある……。元剣聖の私でも鳥肌が立ったわ。

 さすがこの国の王族。カッコいいわね。


 ■


 さて、買い物デート? にやってきた私たちだけど。


「ギルティナにはこれが似合うと思うよ」


 最初に入ったのは、アクセサリーショップだった。

 そして似合うと言われた品は、剣の形をした髪飾りだった。

 センスがいいとしか言いようがないわけである。


「いいわね!」


 私もすっかり上機嫌になってしまった。


 結局それを買った。


「やっぱり似合ってるよ」

「あ、ありがとう!」


 ■


 フィオナは学園の教室から外を見ていた。


「ギルティナは元気にしているかしら」


 最近はやたら視線を感じる。私の気のせいかもしれないけどなんか怖い。

 ギルティナが同居を始めたらしい。そろそろ私も婚活しなければならないのかしら。


「はあ」

「フィオナ・セレスティア! 真面目に授業を聞け!」

「は、はい。すみません」


 最近は視線やら、ギルティナの事で頭が痛い。授業をまともに受けれないわよ。


 授業が終了し、廊下を歩いている。

 やはり視線が気になる。後ろを向いても誰一人私を見ていないのに、なぜ視線を感じるのかわからない。特に気配が強いのは上。唯一気配が感じないのが正面。

 本当に何が起きているの? 疲れてるだけならいいんだけれど。


 そう思いながら私は教室へ戻っていった。


 ■


 屋敷に戻て来た私は第一王子と顔を合わせた。


「初めましてか。ギルティナよ」

「は、初めまして。ウインド第一王子殿下……」

「そうかしこまるな。我が弟の妻となる人なんだからな」

「あ、ははは」


 いやもう……そうだとしても中々気軽に話せるわけないでしょ!

 前世でも、現世でも気軽に話せる王族はいるけれど、初めて話す王族には中々、ね。


「ま、まあそのうち」

「そうか。聞いていた印象とだいぶ違って驚いた。慣れてくれればうれしい」

「はい」


 背中に汗が……。私は緊張しすぎていた。

 やっぱり圧が違うわね。魔力も相当だし、現世には珍しい位の剣に長けている。

 少しでも粗相を働いたら斬られそうで無理だわ。

 やっぱり王族はすごいわね……。


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