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最強の剣聖は自由を求め、転生する!〜世界最強の自由人〜  作者: 冬城レイ
第五章「王国と帝国の戦争」

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戦争の開始

「最悪だわッ!」


 私はめちゃくちゃキレていた。王国にも、帝国にも。当たり前だ。戦争があるからって、私達を連れ戻すとか、都合が良すぎる。


「帝国……潰すわ」

「言うと思った。でも、私もそう思ってるわ。私は精霊国が好き。正直……帰りたくなかったわ……。でも帰るしかない……」

「……思っていることは同じって事ね」

「分かった?」

「当たり前でしょ!」


 ■


「……思ったより深刻ね」


 オートレイス王国へ続く道はボロボロだった時点で気づけばよかった。


「建物がボロボロ……」


 王都から遠い街はボロボロで、人の気配がなかった。


「帝国の攻撃に対する防御が都市に比べて劣っているわ……」

「……本当に始まってしまうのね」

「帝国……絶対滅ぼすわッ……」


 私達は瓦礫を踏みながら王都へ向かった。


 ■


『国立剣士学園』と書かれた城壁。その奥には教師たちが待っている。数年ぶりにこの地へ戻ってきた。どうせ、開口一番言われることは、戦争への参加要請に関する事だろうか。


 私とフィオナは門を開けた。

 そこには見慣れている景色があった。何も変わりがない。


「よくぞ戻った」


 そこには、シルビア先生の姿もあった。あんなに厳しい筈の教師が、今日はとても優しく見えた。


「すまない。私達がもう少し反対していれば……二人を戦場へ送ることはなかった……」


 シルビア先生の謝罪に対して、フィオナが言った。


「いいえ、先生達の責任ではありません。帝国、そしてこの国の政府の問題。必ず勝ちます。なので謝らないでください……」

「ッ……」


 その時だった。


『魔導ミサイル接近中』


「本格的に戦争が始まるわ……ね」

「私達はこの国を守る」


 私が生まれ育った国とは違うけど、この国にも思い出はある。だから……私は守る。後ろには精霊国もいる。負けはしない。


 ■


 私はミサイルを切り刻んだ。グランドを使って。

 もう容赦はしない。ここからは本気で挑む。帝国に乗り込むわ……私はそれだけ怒っている。


「アクセル・エアー」


 アクセル・ステップの応用技を使い、空中を移動。帝国への侵入を空中から行う。

 まずは一発……各研究所を破壊する。


 グランドに魔力を流し……溜める。溜めて、溜めて、溜める。


『100%』


「まだ……」


『130%』


「放て」


 グランドの剣先に魔法陣が何重にも出現し、可視化できるほどの魔力を放った。

 その瞬間、各地で爆発が起きた。


「私は怒っているわ……」



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