飛行船グレート・フリーダム
エンジン開発が成功し、次に防御、攻撃系統の開発に着手。
全自動防御システムはもう完成してある。あとは新型防御を作り、新型兵器も作らないといけない。そして、内装も……コックピットも……なぜ私がそんなに頼られているのかよくわからないけどしかたない。
残り約四ヶ月。新型兵器と防御の設計は完了した。後は内装の設計……。
■
一方、精霊国にいるフィオナは魔法の練習をしていた。
「戦争の時、私は何もできなかった。ギルティナに少しでも近づくために……頑張らないと……」
ギルティナは昔から強かった。初対面の時、記憶は曖昧だけど、何かを倒していたのを覚えている。生まれつきの才能。
天職は外れかもしれないけど、それに囚われない生き方をしていて楽しそうに見える。
私とは違う。ギルティナはバカだけど、本気を出せば誰も手出しができない実力がある。魔法だって、人前では使わないだけで、私よりできてしまうのだから。
「悔しいわ」
■
約二ヶ月の時間を使い、内装、防御、兵器の設計、試作が完了した。
防御魔法陣を展開する機器を二台、一つの飛行船に設置する。なぜかと言うと、防御魔法陣の耐弾頭数が約二百発。少しの誤差があるが、限界を超えたら、再構築まで二分かかる。
そのクールダウンは痛手なため、もう一台あることによって、クールダウンを補うことができる。
次は兵器。兵器は飛行船のあちこちにつける予定のセンサーによって、敵艦を検知し、新開発の全方向自動ロック機構ミサイルで撃ち落とす。
「テスト完了」
「ギルティナちゃん! これで最強の飛行船が作れるよ!」
■
それから約二ヶ月。ちょうど半年。
「やっとできた……わ」
「ギルティナちゃん。この機体に名前をつけて」
「グレート・フリーダム」
「大きな自由ね」
「そうです!」
「では、完成したと伝えに行きましょう」
私達は、王城へと向かった。
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