飛行船技術提供提携
敵艦五隻を撃墜し、ブーストでここを切り抜けた。
「はぁ……なんでまためんどくさいことに……」
「大丈夫?」
「スピード上げないとダメだわッ……」
■
無事にフラント公国に到着した。撃墜した飛行船の正体は不明。あの女神……また何かを考えているはず。私はとにかくローランの護衛に専念するしかない。
もしローランに他のことをお願いされたらそっちをやるしかないけど……ね。まあまずは、フラント公国国王に挨拶が先。
王がいる部屋の扉はとても大きかった。ドアを開けると、そこにはフラント公国国王―――ではなかった。
「ひ〜さ〜し〜ぶ〜り〜だね!!」
「ああ。相変わらず元気だな」
この国のトップは女子だった。
「あれあれ? 後ろの女の子は護衛の子?」
「ああ。紹介しよう。ギルティナだ。護衛だ」
「私はこの国の王女、ギディア・フラントよ!」
「ぎ、ギルティナです……よろしくお願いします」
辛うじて頭に残っていた礼儀作法を活用した。
「まぁまぁ、気を抜いてもらって構わないわ」
「そうですか!」
態度を変えた。
部屋の外で見張りをしているフィオナに小声で言われた。
「態度変えすぎ! もうちょっと自重しなさい!」
「はぁ……」
小さなため息を一つ。真面目すぎるのよね、フィオナは。少しくらい肩の力を抜いたって構わないっていつも言っているんだけど……。そのうち壊れちゃうわ。
まあ、護衛の仕事って常に気を張っている仕事。プライベートでもついつい気を張っちゃう時あるから……これが職業病ってやつなのかもね。
■
「さてさて! 飛行船技術提供提携の話を進めましょう!」
本格的に始まった提携の話。魔力をメインにした、新しい高出力エンジンの開発、魔力合金ボディ加工技術提供。攻撃、防御システム新開発。
開発に携わる人達の紹介……なんだけど。
「へ? 私ですか!?」
私が選ばれてしまった。理由はエンジン整備及び、コックピット一部自動化の功績が認められたためだとか……。
「やってくれるよな? ギルティナ」
「―――は、はい……」
開発猶予は半年。この半年でエンジンシステム設計から内装、防御、攻撃システムの新開発をしなければならない。
ちなみに、魔力合金の採掘は公国側が手配してくれるらしい。
「じゃあ、ここにサインしてね!」
飛行船開発提携のサイン用紙ににローランの署名が書かれた。
「これからよろしく!私のパートナー!」
「ああ。よろしく」
「じゃあ、明日から設計開始してね!」
私はこの国に残って設計を担当することになった。必要に応じて他の担当もすることになるが、メインは設計だ。
一応、学園には届け出は出してある。何かと縛られてる様に時々感じるけど……これはこれで自由にできてるとも感じる。
気に入ったら、積極的にブックマークや、評価を!(☆が並んでいるところ)
評価や、ブックマークをしてくれると、作者の励みにもなりますので、ぜひ!!
(書籍化目標なので、そのためのアドバイスなどもください)
コメントや、リアクションも忘れずに!




