表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
最強の剣聖は自由を求め、転生する!〜世界最強の自由人〜  作者: 冬城レイ
第三章「生きる国」

この作品ページにはなろうチアーズプログラム参加に伴う広告が設置されています。詳細はこちら

31/45

私は心から怒っている

 気配は残り二人……。身体はもうボロボロ。歩くのですらままならないわけだが……。


『主。自動回復機能を開始しているのだ。もうすぐ元通りなのだ』

「余計なお世話よ……」

『そんな事を言わないでほしいのだ! こっちだって、やりたくてやってるわけじゃないのだ』


 その時、上から気配が二つ現れた。私はそれを感知し、すぐ避けた。


「身体、痛いっていうのに……」

「ふーん……なかなか可愛いわね。そう思うでしょ?」

「そうね、お姉ちゃん。この子が、他の幹部を倒したとは思えないわ」


 こいつらだ……代々双子の家系……前世で私の大事なものを奪った家系。私は剣に力を込めた。この二人は強い。見て分かる。


「あらあら? 剣を構えちゃって、私達に歯向かおうとするのね?」

「ふふ……そんなこと、無意味なのに、ね」


 気配が消えた。厄介だ。この能力は千年前から変わっていないのか……。


「チッ……」

『主? 広範囲攻撃を使えば良いのだ!』

「バカ……ここで使えるわけ―――」


 飛ばされた。だが、空中で体制を立て直す―――はずだった。空中で何度も蹴られる。骨が折れた。痛い……ただでさえボロボロだと言うのに……


「ゲホッ」


 吐血しだ。グランドを杖代わりにし、なんとか立っている。


「あら? もう終わり? つまらないわねぇ……もっと楽しませてよねぇっ!!」


 真空斬撃が、双子から同時に放たれた。私は折れた骨を魔力で無理やりくっつけて避けた。あまり魔力は消費させたくないが、今の状況じゃ、そんな事を言ってられない。

 魔力で身体を完全回復をさせ、魔力で身体強化を施した。


 一気に魔力が持ってかれたが、私の膨大な魔力には影響ない。そして私は笑って、眼を瞑る。


「なに? なぜ笑っているの?」


 目を開ける。その眼は、赤い目に変わっていた。


「少し、本気を見せてあげる」


 私も気配を消す。倒壊した建物の壁を伝う。この双子の家系は、遠距離攻撃を苦手とする。


「弓に変形して」

『了解なのだ』


 魔力で弓を生成し、撃つ。魔力矢にブースト用魔法陣を重ねがけする。これで、避ける隙を与えない。私は怒っているのだ。


「ッ―――!?」


 姉の腹部を貫く。


「お姉!!」


 この隙を狙って、三本同時に撃つ。一本は姉側の頭。もう二本は妹側の足、頭用。

 ドドン、と言う弓から発せられる音ではない音がなり、双子に向かう。


「さっさと死ねよ」


 私は無意識の内に、そう言っていた。だが、私の本音でもあった。心の底から思っていたことを、ただ言っただけなのだろう。


「―――ッ!?」


 矢が頭と足に当たる音がした。とてもグロい。でも、私は何千、何万と、その光景を見てきた。今更グロいと言える神経ではない。

 双子は、倒れた。もう、動くことはなかった。この家系の事を徹底的に調べていたお陰か、簡単に倒せてしまった。

 まあ、苦労しなくて済んだと思えばなにもない。


「幹部を倒した事によって、帝王は更に起こるでしょう……もしかしたら……()()を出してくるかもしれない……」

『帝王は臆病なのだ! 自分から戦争に赴こうとはしないのだ!』

「そうね」


 私は腕に力が入らず、グランドを持つ力すらなく、グランドを引きずって移動する。


『主! 痛い、痛った……痛ったいのだ! 今すぐ持つのであっ!?』

「グランド、うるさいわよ」


 そう言いながら、私は笑った。

 戦争は、もうすぐ終わるはずだ。

気に入ったら、積極的にブックマークや、評価を!(☆が並んでいるところ)

評価や、ブックマークをしてくれると、作者の励みにもなりますので、ぜひ!!

(書籍化目標なので、そのためのアドバイスなどもください)


コメントや、リアクションも忘れずに!

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

↑ページトップへ