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最強の剣聖は自由を求め、転生する!〜世界最強の自由人〜  作者: 冬城レイ
第三章「生きる国」

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剣技のレッスン!

「君は、神に会った事はあるかね?」


 その言葉に、私は少し動揺した。


「あります」


 嘘をつこうかと、一瞬思ったが、どうせバレるなら言ったほうが良いと思った。


「どんな神だ」

「青髪の女神です。本体を見せず、色々な身体に魂があり、必要に応じて現れます」


 ローランは本を開き、漁る。


「こいつじゃあないか?」


 本を見せられ、私は目を見開いた。

 外道と呼ばれる女神。名前はヘールラ。人の魂を管理する女神。

 そう、だからだ。人の身体に、自分の魂を埋め込むことができるのだ。


「本体は見たことありませんが、特性的にそうです」


 なぜ、その本に載っているかはわからないが、昔に問題でも起こしたのだろう。


「聞きたいこと、あと一つだ」

「はい。なんでしょうか」

「君は転生者かい?」

「転生者とは?」


 私は咄嗟に嘘を付く。転生、それはバレてはいけないだろう。


「いや、何でもない。気にしないでくれ」

「そうですか」

「話は終わりだ。長い話に付き合ってくれてありがとう」


 いつの間にか日の出前だ。


「おっと……」


 立った瞬間、足がもつれた。話をしすぎて疲れていたのだろう。

 私はゆっくり部屋へと戻っていく。


 ■


 私はベッドに横になった。


 そして、眼を開けたときには、お昼過ぎだった。

 幸い、レッスンは午後からだったため、安心した。


「さあ、レッスンを始めるわ!」

「「はいッ!!」

「まずは……城の庭を五周よ!」

「は、はいッ!」


 ふたりとも走っていく。


「はぁ……眠い」


 ■


 早くも一週間が経った。

 二人の成長は、とてつもなかった。


「はぁッ!」


 剣を振るハルト。私が少し教えると、十にして覚えてくれる。

 ローズも同じ。この二人、剣の才がある……ありすぎる!


「剣技は奥が深いわ。知れば知るほど強くなれる。鍛錬を積む程強くなるのが剣よ」

「ギルティナ師匠! 剣技を見せてください!」

「私も見たいのだわ!」

「分かったわ! 見せてあげる!」


 たとえ子供相手でも、教えるのに甘えをつけることはしない。それは前世からそう。

 目で見ることが大事。


「いくわよ」


 目の前には、的がある。これをバラバラにしてみよう。

 レイピアを抜く。的だけを集中……。

 剣を振った。その瞬間、的がバラバラになる。風を切る音すら置いていくほどの速さ。


「みえ……なかった……」

「凄すぎる……わ」


(ナメてもらっちゃ困るわ。まだ、ほんの少しの力だもの)


「どう?」

「すごいです……一撃であれ程の……」

「私もあのくらいできるようになりたいわ!」


 正しくは、一撃の間に百回位、斬撃を入れているのだけれど、ね。



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