表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
最強の剣聖は自由を求め、転生する!〜世界最強の自由人〜  作者: 冬城レイ
第三章「生きる国」

この作品ページにはなろうチアーズプログラム参加に伴う広告が設置されています。詳細はこちら

22/45

青い魔力を持つ王族

 夕食を食べる場所はとても大きかった。

 豪華な食事が並べられていた。先程聞いた話だが、この一年は見習いとして、王族の血統の誰かに剣技を教える事になった。

 まだ、誰に教えるかは言われていないが、それは国王の口から発表されるだろうと言っていた。それはそうとして、今の王家がどれだけ質の良い魔力を受け継いでいるか、それを見なければならない。

 千年だ、千年……。千年の間、途絶えなかったのはすごいのだけれど、それより重要なのは、王家が持つあの青い魔力。


 そう考えていた時、扉が開いた。

 圧がすごい。現国王の圧、それは本物だ。

 そして、後ろには、第一王子から、第八王女が入って来た。


「君たちが、学園の生徒か」


 私とフィオナは立ち上がり、お辞儀をする。


「ギルティナ・エリスフォードと申します」

「フィオナ・セレスティアです」

「ほう……ローゼンブルク王国の貴族令嬢か。座りなさい、食事をしながら話そうではないか」


 ■


「さて、本題だが……この一年は見習い期間として、護衛ではなく、我が子供達に剣技、そして魔法を教えていただきたい。学園がどんなものか……それを確かめておきたいのもあるが、将来学園に入る事ができるかの見極めもしたいのだ」


 国王の名前―――ローラン・ブルーウォーム。とにかく強者。周りとは格が違う。


「では、発表しよう。ギルティナ・エリスフォード。君は剣技がすごいと聞いている。そのため、第三王子と第五王女の剣技師範を担当してほしい」

「そして、フィオナ・セレスティア。君には、第四王女と第六王子の魔法師範を担当してほしい」


 私に第三王子、第五王女の視線が向けられた。それはフィオナも同じ……。


「「承知いたしました。喜んでお受けいたします」」


 ■


 食事を終え、改めて顔合わせの時間。どれだけ、あの青い魔力を受け継いでいるか……。


「さて、名前を聞いていくわ!」

「ハルト・ブルーウォームです」

「ローズ・ブルーウォームですわ」


 どちらも、青い魔力の存在を確認できた。あの技を教える条件は揃っている。まあ、まずは基礎から教えなければ意味がないけども。


「よろしくね! 明日から早速特訓よ!」

「「はい!」」


 元気がある。この二人ならすぐに上達するでしょう。


 ■


 フィオナと私は同じ部屋。外は真っ暗で、フィオナは疲れているのか、すぐ寝てしまった。

 私は、明日のメニューを考えていた。


「明日はやっぱり、ラントレから……でも剣技の基礎から教えちゃいたいけど……筋トレも……あ、全部やらせちゃえばいいや!」


 そう考えていた時、ドアがノックされた。


「ギルティナ殿、起きているかね? 起きているならドアを開けてもらいたい」


 この声は現国王ローラン・ブルーウォームだ。こんな遅くに何用だろう……。

 そう思いながら私はドアを開けた。


「起きていたか……。すまんが、少し話をしたい。場所を移動しようか」

「分かりました。少々お待ちください」


 私は夕食の時と違う態度だった。周りを警戒し、目付きが鋭い。


「そんな警戒しなくてもいいさ。格好はそのままでいい。気にすることではない」

「分かりました」


 そうして、連れてこられた場所は、王城の書庫。


「座ってくれ」

「ありがとうございます」


 ローランは本をいくつか持ってきた。少々ホコリが被っていて、何度も読み返されている跡があった。だが、一つだけ特段読み返された跡がある本もあった。


「ご要件を言ってもらいたいです」

「ああ、そうだね。単刀直入に聞く……。君は、我々王族特有の魔力を感じ取れるね?」

「なぜそれを?」

「なんとなく分かった。というか、君は知っていた。青い魔力を持つ事を」

「はい。知っていました」


 ここで嘘をつく意味も見当たらない。嘘がバレたあとの方がめんどくさい。ここで本当のことを言うのが最善。

 だがこの男、何を隠している……? 見当がつかない。不思議な男だ……敵か、味方か……。


「なぜ知っている? この書庫にしか載っていないのに」

「流出、したことにしてはいただけませんか?」


 今の問に対して私がそう答えた理由は簡単。この男は、私を攻めているわけではない。ただ、疑問に思っているだけと見た。


「ははは! 実に面白い。まあ良い。この件は、書物が不注意で世に出回ったということにしておこう」

「ありがとうございます」

「いや、礼などは不要。面白い考えを持っている君を気に入った。学園に紹介された時、天職が剣士で少し見くびっていたが、その体格にしては相当な力を持っている。頑張ってもらいたい」

「……それと他にも聞きたいことがある。この夜は私の疑問に付き合ってもらおう」


 王は笑い、私も笑った。

 この夜はまだ明けない。




気に入ったら、積極的にブックマークや、評価を!(☆が並んでいるところ)

評価や、ブックマークをしてくれると、作者の励みにもなりますので、ぜひ!!

(書籍化目標なので、そのためのアドバイスなどもください)


コメントや、リアクションも忘れずに!

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

↑ページトップへ