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最強の剣聖は自由を求め、転生する!〜世界最強の自由人〜  作者: 冬城レイ
第三章「生きる国」

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前世の故郷へ着く令嬢

 ブルーウォーム精霊国の都市スピリット

 私が前世で設計した町並み。とても懐かしく感じた。


 都市の真ん中には大きな噴水があり、その中心には、前世の私の銅像があった。


「あれが剣聖……そして、銅像が持つ剣が、実際に使われていたという大剣グランドね……生きてる内に見れてよかったわ」

「……でも、盗まれないの?」

「噂によると、大剣が人を見るらしいわ。大剣が認めた人だけが抜けるらしいわ」


 ただ重いだけなんだけど……ね。


「ほら、行きましょう! 私達が住む家に!」

「え、ええ。そうね」


 私達は追加でもらった地図を頼りに、家へと向かった。


「あ、あれ……? 王城……に着いた」

「へ……?」


 その時、王城の門が開いた。それは大きな鉄製の扉だった。


「お待ちしておりました。フィオナ・セレスティア殿、そしてギルティナ・エリスフォード殿」


 出てきたのは初老の男性だった。服装から見るに、使用人だ。


「え、あ、ええ?」

「もしかして、学園から聞かされておりませんか?」

「聞かされていないわ!!」

「ちょ、ギルティナッ!! 王城にいる使用人にそんな態度―――」

「いえいえ、大丈夫です。後は、中でお話をしましょう」

「はい」


 ■


「さて、学園からお話がされていないということで、わたくしが代わりにお話いたしましょう」


 そう言われると、男性は話し始めた。


「まず、この契約は―――」


 長々と話され、眠たくなった私。


「……ということは、王の血統の護衛……? 私達で良いのですか……?」


 そう言ったのはフィオナだった。


「ええ、学園側から毎年二人選ばれるのですが、その中で過去最高数値を出した二人を学園側が選んだのです」

「まだ、誰を護衛するのかは、決まっておりません。まず一年を見ならい期間とし、やる気があるのなら、一年後契約を更新する形になります」

「分かりました。ありがとうございます」

「では、お部屋を案内いたします」


 ■


 案内された部屋は、とても豪華だった。

 見習いとしての立場であるのに、こんな豪華でいいのかと思う。だが、それと同時に、私の前世での王族たちへの教えが伝わっているのも感じられた。


『感謝すべきものには、最大限のもてなしを』


 前世で教えた事を、忠実に千年以上守ってる。この国はまだ腐ってはいない……でしょう。


「ギルティナ……この部屋広すぎ……」

「そうね! でも良いじゃない!!」

「お気に召して何よりでございます。では、そろそろ夕食の時間になってきました。まずは国王陛下との顔合わせを行ってください」


 なるほど、夕食を王族と食べる。礼儀作法、そして力の見極めをされる時なのだろう。


 フィオナは、ギルティナの雰囲気が少し変わるのを捉えた。


「緊張してる?」

「いいえ、緊張ではないわ。ただ、国王のお顔が早く見てみたいのです」


 使用人が笑う。


「そう焦らなくても、大丈夫です。そして、緊張もしなくて大丈夫です。国王陛下はとても優しい御方おかたなのですから」


 やはり、決まりは守るこの精霊国。発展が止まることはない。


「では、参りましょう」




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