本格的に始まる学園生活を送る令嬢
剣士祭三日目は、不戦勝で私の勝ちとなった。もちろん、学園の生徒の一部からは批判されたが問題ない。
今日からは、実技授業が本格的に始まる。
この学園は、実力主義というのがとても似合っている。それは当たり前だけど……。
「今日から実技だ。準備はいいか? 剣士祭前より厳しく行こうじゃあないか。なぁ? 剣士祭優勝者―――ギルティナ・エリスフォード」
「そうだわ! 一緒に頑張りましょう!」
他の生徒の顔色は悪いが関係ない。
「まずは、重さに耐えなければならない」
「重さ……?」
生徒の一人がそう呟いた。
「剣で戦うということは、受けをしなくてはならない。その時にかかる圧力を耐え切らなければ勝ち目はない。そのため、今から重力魔法を発動する。四つん這いにならず、立っていればひとまず合格だ」
その瞬間、空に魔法陣が現れた。
「まずは1G」
少し重くなった。だが皆余裕そうだった。
「3G」
実技が苦手な生徒はここで膝をつく。
だが、まだまだ残っている。
「ギルティナ、大丈夫?」
「ナメないでちょうだい!」
フィオナもまだ余裕そうだ。
「7G」
ここで一気に脱落した。
(この魔法は前世にはなかったわね。一体誰が魔法を作っているのか気になるわね)
そう思いながら走り回る。
「ギル……ティナ」
声が途切れ途切れで、フィオナが私を呼ぶ」
「フィオナ? まだ耐えれるわよ!?」
「ギルティナとは違うのよ……うッ―――」
フィオナが片膝をついた。だがなんとか耐えている。
「10G」
「うぐ―――ぐがッ!!」
「あーもうつまんないわね!」
魔法陣を破壊する。
波長が前世の魔法とは全く異なるけれど、基礎は同じ。
上手くいけば破壊できると思ったのだけれど、簡単だったわ……。
「ギルティナ……やりすぎよ」
「ごめんなさい。つまらなくて……」
「それより、シルビア先生にあやまったほうが良いよ……」
シルビア先生の方を向いた。
「ギルティナアアアアアアアアアアアアアアアアア!!」
「ごめんなさいッ!!」
ギルティナは追いかけられていた。
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