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最強の剣聖は自由を求め、転生する!〜世界最強の自由人〜  作者: 冬城レイ
第二章「学園生活開始」

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徐々に認められてきた令嬢

 視線を感じた。

 ずっと。二日目に入ってから急に圧を感じる様になった。

 私の勘違いなのか、それとも誰かにつけられているのか。どっちかはまだわからない。警戒を怠らないようにしなければならない。


「ギルティナ」

「ギルティナ!」

「あ、ん? どうしたの?」

「あの屋台美味しそうじゃない?」


 フィオナが指さした方を向く。


「確かに美味しそうねッ!! 買いましょう!」


 屋台の前に着く。


「このお肉、五十枚お願い!!」

「はい、分かりました」


 店主は青髪の女。大人しそうな印象だ。

 その時だった。


「お姉様! 探しましたよッ! 何をしているんですか!?」


 その声は聞き慣れた声、シスターの声だった。


「シスター? なんでまた?」

「はぁ……はぁ……」


 髪の色は違えど、顔はそっくりだ。

 そうなのね、姉妹なのね。


「シスターのお姉様ですか?」

「そうですよ。はぁ……お姉様はお体が弱いんですから、無理をしないでほしいのですが……」

「別にいいでしょう? 今は元気なのだから」

「一時的ですから……戻りますよ!」

「ちょッ……これだけ作らせて!?」


 ■


「ふう……はいこれ」


 肉五十枚が焼き上がり、もらった。


「美味そうね!!」

「そうね……。シスターのお姉様は料理が上手なのでしょう」


 そんな話を聞かず、バクバクと肉を食うギルティナを横目で見るフィオナ。そして、屋台からこちらを見ているシーナ。

 だが、フィオナはシーナの視線を少し疑っていた。だが、気のせいだとし、気にしなかった。


「行きましょう。ギルティナ」

「? まあいいわ!」


 そう言って歩いていくギルティナ達を屋台から見るシーナの顔は、よく見えなかった。


 ■


「二日目、最終試合!! 準決勝!!」

「選手登場!」


 ギルティナが出てきた途端、ブーイングが巻き起こった……

 が、そんなのは気にしていない様子のギルティナ。


 相手は、性格が悪いと有名の相手―――マーケン。だが、実力は相当なものらしい。


(お手並み拝見といこうじゃないの!!)


「始め!」


 試合開始の合図とともに、マーケンが目の前まで迫った。

 だが、ギルティナは軽々と避ける。そして蹴り飛ばす。


「何をッ!!」


 体制を立て直すマーケンを確認した。そして、誰もが視認できない速度でマーケンの後ろに回り込む。


「くそが!」


 マーケンが早々必殺技を繰り出す。


「死ねぇッ!」

「期待ハズレも良いところねッ!!」


 ギルティナの目が光った。

 そして、マーケンの剣は粉々になった。誰も、何も見えなかった。


「へ……?」


 マーケンは腰を着き、恐怖に顔を支配されていた。


「勝者、ギルティナ!!」


 会場からは再びブーイング。だか、最初よりは減っている。

 やめた人は分かった。マーケンは相当な実力者なのに対して、それを軽々と超えるギルティナを見て、本物だと認めた瞬間だった。




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