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最強の剣聖は自由を求め、転生する!〜世界最強の自由人〜  作者: 冬城レイ
第二章「学園生活開始」

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魔力が途切れた令嬢

「お腹へったわね!!」

「―――は?」

「減った! 減ったぁ〜!」


 第一回戦が、思ったより長引いたせいで、お腹が減ってしまった。

 私はすぐ、屋台に行った。


「ここからここの焼き鳥全部ください!」

「え、ええ!?」


 時間がかかったけど、全部買った。


「前世にもあったかもだけど、食べたことはなかったから、今のタイミングで食べれてよかった」


 その時、フィオナが急いで走ってきた。


「ギルティナッ!! 二回戦目始まるよ!! 早く戻―――」


 フィオナは、私が抱えている焼き鳥の入った袋を見て、固まった。


「は……はは。はやく行きなさい……」


 フィオナはぐったりしていた。呆れたのか、またそれ以外か。


 ■


 私は、焼き鳥を食べながら、場内へと戻っていった。


「相手はまだかぁぁああ? 逃げたか?」

「逃げるわけ無いでしょう」


 焼き鳥をすべて食べ、袋を置く。


「はッ!! そんな食べたら、勝てるわけねぇだろ!!」

「始め!」


 一瞬で距離を縮められる。

 だが、相手が悪いわ。アクセル・ステップ。


「なに!?」


 そして、魔力を込めて相手を倒そうとした時、魔力が散った。

 魔力が練れなくなった。


 相手―――ヅラ・カクシはニヤッと笑った。

 カクシ子爵家。純粋な剣技としては、エリスフォードの次くらいの名門。だがその内部は黒く、どこから資金を集めているのかすらわからない。


 だけど、負けるわけない。

 ヅラを蹴り飛ばす。純粋な剣技でも、私は負けない。

 ギルティナの構えが変わる。片手持ち、右足を前に出し、左足はしっかり地面を捉える。

 斬る……それだけ。


「手加減はする。ただ、気絶するだけよ」

「は? 調子のるな―――よ……」


 その時には、ギルティナは視界には居なかった。その代わりに、全身に痛みが走り、気絶した。


「しょ、勝者ギルティナ・エリスフォード!!」


 ギルティナは、周りを見渡す。フィオナはこちらを目を丸くして見ていた。


 ■


「シスター今の見たか?」

「ええ、見ました」

「急に魔力が途切れた。だが、純粋な力だけで倒した」

「あの構えはよく見たことがあります。まさか、受け継ぐ人がいるとは、思いもしませんでした」

「それよりも、だ。なぜ、魔力が途切れたかを考えないとな」


 シスターは咳払いをして言った。


「ええ、それも考えなければなりません。それと、フィオナさん。アチラも大事な鍵になります。観察を続けてください」

「はいよ。シスター」

「……では、私は、ギルティナさんに会ってきます」

「え、ああ。気をつけろ」


 シスターは、転移陣を使って地上に降りた。




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