久しぶりに会う令嬢
学園に、一際目立つ人物が居た。
「教会の人だ……」
シスターこと、ギーナ・フォールバルンはギルティナがいる、観客席へと向かっていた。
(目立つのは好きではないのだけれど……)
そう心のなかで思いながら進んでいく。
■
ギルティナは、観客席で、他の人の戦いを見ていた。
「つまんないわ」
「仕方ないでしょ……」
「明日と明後日なんか待てるわけないでしょ!!」
「我慢して。どうしようもないじゃない? 決まりは守るしかないの」
「はーい……」
その時、肩を叩かれた。
「お久しぶりですね。お二人とも」
「シスター!!」
学園進学を勧めてくれた、恩のある人。思えば、現世の知識の半分をシスターが教えてくれた。
「どうしてここに?」
フィオナがそう尋ねた。
「成長を見たくて、来てしまいました」
「ありがとうございます! 来てくれて嬉しいです!」
「そう言ってくれると嬉しいです」
フィオナ、そしてギルティナの頭を撫でた。
「では、私は用事があるので……」
「ええ、わざわざありがとうございました」
「シスターまたね」
「はい。また会いましょう」
そう言って、去っていくシスターの背中を見つめ、視界を外す。
■
「シスター戻ってきたか」
「ええ。 それと、あの二人の魔力を少し摂ってきました」
「へぇ。どっちのほうが、質がいい?」
「ギルティナさんのほうです。あの魔力の質……お姉様に似ています」
「へぇ……病気してる姉の魔力と似てるってか」
その時、ドアが開く。
「お姉様!!」
青髪の女性。ギーナと髪の色以外は何も変わらない。
ギーナの双子の姉―――シーナ・フォールバルン。
「ギーナ……その魔力……どこで……」
「お姉様ッ!! お座りくださいッ……無理はいけません……」
「大丈夫……大丈夫よ」
シーナはゆっくりと腰を下ろした。
「―――この魔力を吸ってください。必ず、よくなるはずです……」
ギーナはシーナの口に、採った魔力を流す。
すべて飲みきったシーナは、明らかに元気になってた。
「ギーナ……ありがとう」
「いえ……私は心配でした……良かったです」
「心配かけてごめんね……私はお部屋に戻るわ」
そう言い、部屋へと戻っていた。
■
ベッドに潜ったシーナは笑っていた。
「みーつけた……」
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