16.5.死者会議2
誤字脱字、拙い文書すいません。
箸休めです。
「なぁ、やっぱりあの二人人間殺すのに躊躇無さすぎね」
金髪の男が映し出されるモニターを眺めがら言う。
モニターにはリリィとレースが大勢の人間を殺している場面が映し出されている。
「そうか?、魔王を殺すためなら仕方の無い犠牲だろ」
「いやいや、どんな理由があっても普通は躊躇うだろ!」
「まぁ、そうですよね。普通は殺せませんよ。人間は」
「それが、普通…ねー。そうなのかもしれないな…」
ここは死者の会議室、退場した勇者が現世を見守る空間だ。
「どうしたんだよ、ずっと魔王を殺すためなら当然って言ってたじゃねぇか。心変わりかよ」
「あぁ、死んでからなんだかおかしいんだ。生きている時にあった魔王を殺すっていう衝動が無くなって、なんだか…スッキリしてるんだ」
「ふーん、よくわかんねぇな。俺はそもそもそんな衝動なかったし。眼鏡もだろ?」
「ええ、僕も召喚される前から変わった事は特になかったと思いますけど」
「………」
「どうした?考え込んだ顔して」
「気付いたんだ。初日の魔王が殺した2人の勇者は生き残った3人とは明確に違うところが多い」
「まぁ、そうだな。俺達には記憶もあるし」
「そもそも魔王に殺されなかったって所から違いますしね」
「あぁ、なんなんだ、この違い」
「うーーん。わからん!」
「まっ、考えても仕方の無いことですよ。それは今後彼女達が解明してくれることに期待しましょう」
「あぁ」
「うおっ、あの技やべぇ、くそかっけぇな!」
「剣からビームきたぁぁぁ!!!!」
モニターにはリリィのEXスキル【ソードバース】が映されている。
「あぁ、凄まじい攻撃力だ」
「いいよなー俺もあんな技使いたかったぜー」
「そうですね、でもその場合人間を殺さないといけませんけどね」
「そうだよなー、やっぱそれがきっちーなー」
「そう言えば今回この部屋に来た時はもう、ハトリスだっけ、この国に着いてたけどそれまでの出来事はみれねぇのかな」
「見れないんじゃないか、特に何も無かったってことだろうし」
「いやいやー、リリィと巫女の間に何かあったと俺の感が叫んでるね!あの二人は確実に!前回から大幅に!イチャイチャしている!」
「あ、それ思いました!なんだか巫女さんがリリィさんに甘えてるような気が」
「だよなー!絶対あの二人何かあったぜ!」
「そんな、女同士で…」
「ふっ、若いな少年。愛とは性別なぞ超越した所にあるのだよ」
「お前はなんでそんなに達観してんだよ」
「いや、ほんと、キャラ変わりましたね」
「俺はこんな感じだったんだよ!」
金髪の男が顔を背けて言う。
「あぁ!高校デビ…」
「それ以上言えば、殺す」
「もう死んでますのでー」
「殺せないんじゃなかったのか…訳わかんねぇ」
「ん?そろそろ終わりか」
金髪の男の体が透け出す。
それに波長して、他の2人の体も透けていく。
「じゃあなー」
「また」
「お疲れ様でした」
部屋から誰も居なくなる。
続きます。
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