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精霊2

お待たせしました。結構更新の間が空いてるのに増えるアクセス。

ありがたいことです。


そしてこんな時間に更新。時間設定とかわからないので・・・

 思わぬ邪魔が入り、魔力の属性変換は失敗した。

 

「にゅ・・・にゅ・・・」


 しかし、幸せそうに眠り始めたぬこまるを見てコウは肩の力を抜き、嘆息する。


「ま、急ぐこともないか。しばらくこの村に厄介になるだろうしな」


 まだこの村の問題は解決していないため、またいつでも教えを乞えるだろうと気持ちを切り替える。


「また時間のある時に教えてもらってもいいか?」


 とはいえ、それは自分の都合であるため、精霊とのコンタクトができる一家に確認をとる。


「うん、いいよ・・・」


 この家の一人娘であるロロナはそう言って頷き、両親のほうを見る。

 ロロナの両親であるローレンとルナも反対するつもりはないらしい、ロロナのもの言いたげな視線を受けて苦笑しつつも頷く。


「助かる。しかし、このぬこまるってのは何の精霊なんだ?」


 許しを受けて微笑し、しかし次の瞬間には首をひねりぬこまるの素性を聞いてみる。

 しかし、思っていたようなしっかりとした答えは返っては来なかった。


「それが・・・私たちにもわからないんですよねぇ・・・」


 頬に手を当て、困ったように言うルナ。

 それを聞いたコウは不思議に思い、聞き返す。


「わからないって・・・光の精霊とさっきロロナは言っていた気がするが・・・そういえばさっきの魔力変換の時は風をイメージしたのに飛びついてきたってことは風なのか?」

「確かに精霊は属性を持っていて、その系統の魔法に恩恵が与えられますから契約をしているロロナがそう言うのなら光の精霊なのでしょうけど、高位の精霊ですと副次的な属性ももっていることがありますので、メインが光でサブで風なのでしょう」


 そういうルナの言葉を継ぎ、ローレンが続ける。


「里の文献に、過去契約したと言われる精霊の図鑑というか、そういったものがあってね。しかし、ぬこまるのような形態の精霊はそれには載っていなかったんだよ」

「ぬこまるは種族名じゃなかったのか・・・」

「ぬこまるっていう名前は、契約時にボクがつけた・・・!」


 そういって胸を張るロロナ。


「まだ子供みたいですから、幼少期の姿が確認されていない精霊だとは思うのですが・・・」

「うん、結構前から見てるけどこの形状のまま大きくなってるからね・・・とてもじゃないけどこんな形状の聖霊は見たことないなあ」


 そういわれて、改めてぬこまるの姿を確認するが・・・ボールのような丸い形状で、眠っている今の姿を見るとただの毛玉である。その毛玉から猫のような耳としっぽが生えており、白地に茶色の縞々模様、前足後足は一見無いように見えるがひっくり返すとそれっぽい突起が見える、まるで茶虎のねこをデフォルメしたぬいぐるみのようだ。


「長いこと一緒にいるのか?」

「そうだね、今はこんなに大きいけどロロナが拾ってきたときは両手のひらの上に乗るくらい小さかったね・・・そうだなぁ、5年前くらいだったかな?」

「おそらく群れからはぐれたか移動中に親が落としてしまったか・・・考えたくはないですけど捨てられた可能性もあります」

「そうだね・・・精霊も普通に生活しているから、場合によっては親精霊が手放す可能性もなくはないね」


 悲しい表情をしつつも話してくれるローレンとルナの言葉を聞いたアルメリアも悲しそうな顔になる。


「こんなに可愛らしいのに・・・」


 アルメリアはそういって優しい手つきで眠るぬこまるをなでる。


「ロロナも頻繁に拾ったという場所を巡回してるみたいですが、子供であろうぬこまるでも大きな力を持っていますから親が来ればすぐにわかると思うんですけどね」

「そうか・・・もっと成長すれば何の精霊かそのうち分かるかもしれないな」

「そうですね、それもまた楽しみです」


 そういってほほ笑む家族にコウとアルメリアも顔を緩める。


「さて、それじゃあ邪魔したな。また明日時間があれば寄らせてもらうよ」


 そういって立ち上がるコウに追従して立ち上がるアルメリア。

 ローレン一家も見送ってくれるのか、立ち上がり玄関先まで送ってくれる。

 玄関をくぐり、見送りに来た家族を振り返ったコウはロロナの頭をガシガシと強めに撫で、


「今、村の外は危ないから出るんじゃないぞ」


 そうたしなめるコウに、ロロナはぷくっと頬を膨らませて


「子ども扱いしないで・・・これでももう18才なんだから・・・」

「私より年上!?驚きです!」


 ロロナの発言にコウが驚くより先にアルメリアが驚いた。

 確かアルメリアは16才だったな、とコウがその見た目から予想していた年齢よりも幼かったアルメリアに対し、その幼い容姿(パッと見た感じ12才くらいなんだが・・・)としぐさとは裏腹に実際は年は上のロロナ。


「やっぱりエルフの血が入ると長生きだったりするのかね」


 ふと思った疑問を口にすると、またも苦笑したローレンとルナが


「エルフは長寿ってイメージがあるみたいだけど、実際の寿命は100年程度ですよ」

「若い期間が長いですからそれで勘違い成されるのだと思います」


 話を聞く限りでは、エルフは成長が早く、一番力のある体で成長が止まり、そこから緩やかに老いていくそうだ。

 15歳くらいにはもう人間でいう20~25歳という見た目になり、老いるといっても90歳くらいでその見た目は人間でいうところの50才くらいとのこと。

 しかしそれならロロナの見た目は幼すぎる気がするが。

 まぁ、人間にも若く見えるやつとかいるしな・・・と異世界だし少しくらい大げさでも気にしないことにする。


「まぁ、なんだ。悪かったなロロナ。次からは気をつけると約束しよう」

「・・・うん、ならいいよ。許してあげる・・・」

「ありがとな。それじゃ、またな」


 そういって手を振り、別れを告げるコウとアルメリア。

 二人はここまで乗ってきた馬車に戻り、乗り込む。

 中にはミリアがおり、早朝に出る準備を終わらせていた。


「お帰りなさい二人とも」

「ただいま」

「ただいま帰りました」


 挨拶を交わすと、もういい時間なのでということで食事をとる。

 食材は馬車に積んである荷物の一つにアイテムボックスという中に入れると入れたときのまま取り出せるという異世界ならではの道具があり、その中に食材がこれでもかと詰め込まれていた。

 その道具は過去の迷い人である人物の一人が発明、広まりその人物もかなり有名となった。

 そこからミリアが取り出し、調理とミリアが有能すぎて怖い。

 だがミリアのおかげでこの旅はだいぶ楽になりそうである。


 ミリアは明日の朝はやくに出ますので、と言って先に眠りに就く。


 コウはアルメリアに、いい機会だと護身術を教えると伝える。

 とりあえず今日のところは以前やった座学の復習で終わらせて置き、明日ミリアが発った後にでも組み手でもするかと計画を立てておく。

 前に考えた通りに行けば、短期間でアルメリアは強くなれると思う。

 そう考えていると自然と顔がニヤリとする。

 そのちょっと悪そうな顔を見たアルメリアはなにをやらされるのかと明日が不安であったが、そうそう無茶なことはしないと信じて、今日は眠りにつく。


 明日が楽しみだな、とコウも壁に背を預け、目を閉じ休むことにする。

 


 


いかがですかね、次回はアルメリアの特訓!になるかと。


どんどん間が伸びていく・・・でも更新はします。





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