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奴隷は魔王となり、復讐を決意する。  作者: 影月命
第8章「神国ヴェルスランズ」
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第87話 『神の頂点』

「な、何をする……それにおまえは………」


ケリウスは黙って呪いをかけ続ける。


「うわあああああぁぁぁぁぁぁ………なんだ、これ……く……るしい………」


天使はもがきながら苦しんでいる。


「ラング、ケリウス何してるの?」

「人の中にある邪悪な心を膨張させる呪いをかけてるんだ」


ケリウスが闇を与え続けていると、いきなり後ろの扉が勢いよく開き、何人もの天使が入ってきた。

天使どもはあっという間に俺たちを囲い込む。


「な、なんだ、おまえら」


俺たちは抵抗する暇もなく、捉えられてしまい、どこかに連れていかれた。


その場所に着いたのか、天使どもは俺らを雑に放り出した。

顔をあげ、場所がどこなのかを確認する。


そこには玉座に座っている偉そうな男の姿があった。

その男を見た瞬間、俺は死を覚悟した。


あいつは、神の頂点である『セリヌス』。


「おまえらか。ヴェルスランズに侵入してきたという愚か者どもは」

「だったらなんだって言うんだ」

「俺がおまえらに正義の鉄槌を下す」


すると、セリヌスは立ち上がり、手から光を出し、俺たちのところに向かって放ちつけた。


「避けろ!」


俺の言葉を聞いたみんなは光が当たるギリギリのところで避けた。


光が放たれた床を見ると、そこには煙が立っていた。

もしあれが俺たちに直撃していたら一溜りもないだろう。


俺は魔王になるんだ。

ここでくたばるわけにはいかない。


俺は両手から闇を出し、セリヌスのところに向かって放ちつけた。

俺に続いて、みんなも攻撃し始める。

ケリウスも闇を放ち、ルシアは呪剣でセリヌスに切りかかっている。

レイナは翼や爪で攻撃し、ルーベスはプテライドの姿になって毒をはいていた。


だが、その攻撃は全部、セリヌスには効いていないようだった。

余裕な表情を見せるセリヌス。


くそ、まともに戦って勝てる相手じゃないな。

どうする。どうやってこの不利な状況から抜け出せる。

考えろ。考えるんだ。


俺は闇の渦を出し、通り抜けようとした。

その瞬間、体に電流が走り、一瞬動けることができなかった。


まさか、ヴェルスランズではワープができないというのか。


周りには結界のようなものも張ってある。

ここから逃げ出せることもできないってことか。


………こうなったら仕方がない。

俺はセリヌスに勝てることができないとわかっていながらも、『魔の左手』を出し、セリヌスのところに向かって走り出した。


セリヌスは右手を軽く仰ぐ。

その瞬間、右から強風が噴き出した。

俺はいきなりのことに対抗ができず、そのまま吹き飛ばされてしまった。


「ラング!」

「大丈夫だ。ただ吹き飛ばされただけだ」


軽く振っただけでこの威力、あいつ、どんだけチートなんだよ。


「そろそろ終わりにするか」


セリヌスはその言葉を発すると、両手を上にあげ、巨大な光の玉を出した。

その光を放つところを見て、思わず両手で顔を隠し、ガードする。


俺は終わったと思った。


その瞬間、上から誰かが勢いよく降りてきた。

光はその男から出ている闇で消されてしまった。


あいつは………。

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