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奴隷は魔王となり、復讐を決意する。  作者: 影月命
第8章「神国ヴェルスランズ」
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第86話 『神国ヴェルスランズ』

神にバレないように、物陰に隠れながら行動する。


ここは、神国ヴェルスランズだ。

目に見えるほぼすべてが白や金色で覆われている。


「そういえば、なんでバレないようにするんだっけ」

「今の俺たちは神や天使より弱いからに決まってるだろ。ちょっとは頭使え」

「なっ、その言い方はないだろ?!」

「しっ!声が大きい」


ルシアが口に人差し指を当てて注意するが、声を聴かれたのか、一人の天使がこっちを向いている。


「…………」


静かにしていれば、天使は不審がるのをやめ、違う方を向いた。


「どうやらバレなかったようだな」


どいつを俺たちの仲間にしよう。


「強そうな奴を仲間にした方がいいんじゃないか?」


ケリウスの言葉を聞き、場所を移動する。

そのとき、


「侵入者だ!」


ルーベスが警備の天使に見つかってしまった。


「おまえら、逃げるぞ!」


俺が叫ぶとみんな一斉に逃げ出した。

後ろで何人かの天使が追いかけてるのが気配でわかる。


どこかに隠れて、天使たちからまくことはできた。


追いかけてきた天使たちが、俺らの周りをウロウロしている。


「ここら辺で姿を消したから、近くにいるのは間違いないはず」

「絶対に見つけ出さないと」


やばいな、この状況。

俺たちが見つかるのも時間の問題だな。


「ごめんなさい。僕がしくじったせいで……」


ルーベスが落ち込んだ表情を見せる。


「気にするな。別に大したことじゃない」


「これからどうすんだ?」

「ちょっと待て。今考えてる」


とりあえず俺たちは移動することにした。

天使どもに見つからないように、慎重に移動する。


何とかあいつらに見つからずに済んだ。

俺たちは行く宛もなくただ走っているだけだった。


「さっさと天使捕まえてここから去るか」

「だったらどいつにするか早く決めてくれよ!」


強そうな奴がいいんだが、中々見つからない。


「あ、いた!」


天使どもが俺らをまた追いかけてくる。


「こっちだ!」


ケリウスが指を差し、その角を曲がると、近くにある扉に手をかけ、中に入った。


「私たち……助かったの?」

「……みたいだな」


振り返ると、そこには天使が立っていた。


「………だ、誰だ!あんたたち!」


天使は俺たちを警戒し、構えをとった。


「こいつは………」


ケリウスが何か言ってる。

俺は、天使の全身を一瞬で観察する。

そして俺は、仲間にするならこいつしかいないと確信した。


ケリウスの様子が少しおかしい。冷や汗をかいている。

……一体どうしたというのだろう。

まぁいいか。それは一旦後にしよう。


俺はケリウスの耳に顔を近づけて、


「ケリウス、おまえに頼みがあるんだ。あいつに『闇の呪い』をかけてほしい。できるか?」

「あぁ………任せとけ」


「誰かと聞いている。答えろ!」


ケリウスはサッと天使に近づくと、頭に手を向けて、黒い靄のようなものをかけた。

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