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奴隷は魔王となり、復讐を決意する。  作者: 影月命
第7章「アークロセリス王国」
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第80話 『ララキール・アラキレフ』

「どうした、お前等」

「いや、ラングもそんな表情するんだなぁって」

「じゃあ、また一つ復讐が完了したわけだし、ルシアの復讐に加勢するか」


「ありがとう。ラング」

「いやいや、仲間の復讐は俺の復讐でもあるからな」


「まず、誰から復讐するんですか?」

「そうね。やっぱり私を絶望に追い詰めた、アレフね」

「アレフ?あぁ、ルシアが憎んでたって奴な?で、そいつは今どこにいるんだよ」


ケリウスたちは今からやることの話をしていた。

そんな中、俺は建物の窓を見ていた。


あそこに、こちらを見ている女のシルエットが見える。

怪しい。

攻撃をしかけてきそうだ。

俺はその人影を警戒するようじっと見つめた。


すると、いきなり手から何か光を出し、こっちに向かって放ちつけた。


「っ!お前等、避けろ!」

「え?」


みんな何が起こるかわからないようだったが、光がここに落ちるぎりぎりのところで避けた。


「うわっ!」

「何?」


光属性の奴が攻撃したのか。


「誰だ!」


俺は攻撃してきた建物の窓の方に顔を向けて睨む。

だが、そこにもう人影はなかった。


「あれ、どこ行った?」


キョロキョロと見渡すが、それらしき人はどこにもいない。


「おい、誰からの攻撃か知ってるのか、ラング!」

「いや、悪いがそれは知らない。でも、怪しい人影ならさっき見たんだ」

「人影?……おい、あれ」


ケリウスが俺の後ろの方を指差し、振り向いて見ると、そこには赤髪のウェーブがかったロングヘアーの女の人が立っていた。

騎士の服装をしている。


「ちっ、外したか」

「誰だ?あんた」

「私?私は、ララキール・アラキレフよ」

「ララキール?なんで俺たちに攻撃する?」

「俺たちがなんかしたというのか?」

「覚えてないなんて言わないでしょうね?」


そんなこと言うってことは、やっぱり俺たちがなんかしたってことか?

でも俺、こいつ見たことないしな。

俺が殺した奴の関係者とか?

俺が殺した奴等の中に、こいつと血が繋がってる奴がいるとでも言うのか?


「?すまんが、本当に誰だ?」

「見たことないわよね?」

「うんうん」

「あんたらぁ………」


ララキールがしたを向いて震えている。

怒りを抑えているのかもしれない。

ま、襲い掛かってきたら、俺も容赦しないがな。


「忘れたとは言わせないわよ。あんたら、私の友人を殺したでしょ!」

「あんたの友人?」

「誰のことだ。もっと詳しく言えよ」

「ぐぬぬ。あんたたち、アルガレス王国にいた私の友人の騎士を殺したでしょ!」

「あぁ、アルガレス王国にあんたの友人がいたわけか」


俺、あいつら無差別に殺していったからな。

そら知らないわけだ。


「悪い」

「何よ、その謝り方!もう許さないわ!行くわよ!」


ララキールは俺たちを睨みつけながら剣を抜き、走り出した。


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