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奴隷は魔王となり、復讐を決意する。  作者: 影月命
第6章「地獄の世界、グルギヴァ」
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第77話 『グルギヴァの終わり』

「じゃ!この話はもう終わりだ。ルーベス、早く似顔絵を描いてくれ」

「わ、わかりました!」


ルーベスは紙切れと筆を手に持ち、顔を描き始めた。

数分の時が流れると、


「できました。こんな感じで」

「なるほど、結構リアルに描いてるな」

「当たり前です。リアルに描かないと、探せませんので」


か、可愛い。


「と、とりあえず、こいつがル―ヴェルの顔なんだな」

「はい、ちなみにこの男は、額に『×』の傷を負っているのが特徴です」

「なるほど……念のためこの紙は俺が所持しておく」


俺は紙切れと筆を内ポケットにしまう。


「俺がここに来た一番の目的は、闇族を絶滅させることだ」

「絶滅?どうやってですか?」

「実はこの世界に来る前、俺は錬金術師に頼んで破壊兵器を作ったんだよ。でも、ここでは使いたくないな」




「う、うぅ、あ、あれ、俺、寝てたのか?」

「ようやく目が覚めたか、ケリウス」

「あぁ、何があったかわからんが、どうやら無事倒したようだな」

「ルシアのおかげで何とかな?」

「ルシアが………あれ?ルシア、ちょっと雰囲気変わった?」

「そうかしら?」

「うん、変わった変わった。ちょっとクールになってかっこよくなってる。可愛いとかっこいいの二つを持ち合わせてるなんてズルいぞ~?で、あんた誰だよ!」


ルーベスを見ながらケリウスは驚く。


「ルーベスだよ」

「ルーベス!?この女の子が!?てか、ルーベスってメスだったの!?」

「忙しい奴だなお前は」


俺はケリウスにさっきまであったことを全部教えた。


「なるほどな。ルーベスはラングがこの姿をイメージしたからか。そしてルシアにもそんな辛い過去があったのか」


「みんな、この要塞から抜けるぞ」


俺は闇の渦を出し、そこからみんな要塞を出て行った。


「地道にやるのもいいが、豪快にやるのもいいよな」

「なら、闇で一掃すればいいんじゃないか?」

「その考えはいいかもな」


俺とケリウスは両手から巨大な闇を出し、放ちつけた。

放った闇は合体していき、津波のようにこの世界を呑み込んでいく。


「俺たちも早くここを抜けないと闇に呑みこまれるぞ」

「早く出た方がいいな」


「あそこにラングさんたちの世界に繋がる門があります!」

「急げ!」


その言葉を合図に全員走り出す。

闇は世界を巡ってきたのか、押し寄せてきた。


「みんな、あの闇に呑まれるなよ!触れた瞬間、一気に呑まれ消滅するぞ!」

「ひぃ、怖いぃ!」

「ちょ、ラング、ルーベスを怖がらせないでよね」

「あ、悪い、ルーベス」

「見えてきたぞ?」


「よし、入るぞ!」


門に近づくと飛び込み、順番に入っていった。

最後に俺が門に入ると、闇は門ごと世界をグルギヴァを呑み込み、闇の世界と化した。

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