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奴隷は魔王となり、復讐を決意する。  作者: 影月命
第5章「錬金術師の最強兵器」
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第55話 『兵器完成』

 

「用事って?」

「俺にもプランがあるんだよ」



「用事があるから中々依頼を達成することはできないが、いつかやるから安心しろ」

「………わかった」

「よし!これでこの話は終わりだ」



出来上がるのは二日後とか言ってたな。

兵器ってどうやって作ってんだろ。


ちょっと気になるな。

見に行ってみるか。


俺は部屋を出て、片っ端から部屋に繋がる扉を開けた。

一階にはいないようだな。

一体どこで作ってんだ?


次に二階に向かった。


順番に開けていくと、ある扉を見つけた。

扉に紙が貼ってある。


その紙には『覗くな!』と書かれていた。

いや、なんでだよ!

どこぞの恩返しみたいなことすんなよ。

もういいや。後のお楽しみにしておくか。


確かこの二階に寝室があったよな。

俺は寝室に入り、ベッドの横になることにした。


少し時間が経つと、三人も入ってきた。


「ラング、兵器ができた後はどうするんだ?」

「そうだな……ある世界・・に行く」

「ある……世界?国じゃなくて?」

「異世界に行くのか?」

「まあ異世界みたいなもんだな」


「俺たちが行くのは、『地獄の世界、グルギヴァ』だ」

「地獄の?」

「世界?」

「なんで?」

「その世界には闇族ってのがいるんだ。闇族は俺が滅ぼす。奴等は俺がこんな目にあった原因に関わってるからな」

「その闇族って何をしたの?」

「闇族はたまに俺たちの世界に迷い込んでしまう時がある。そのときに人間を襲って食べてるんだ。人間たちは闇族を知らない。だから人間は、闇族を俺ら魔人族と同じ種族と勘違いしてる。そのせいで魔人族は悪という概念が人間たちに埋め込まれ、俺たちは差別されてるんだ」


「グルギヴァはどうやって行くんだよ」

「確かある洞窟の中に地獄に繋がる門が存在したはず」


「どこの洞窟にあるか知ってるの?」

「噂で聞いたことあるけど、そこに本当にあるのかは行ってみないとわかんねえからな」


「もう夜だし、寝ようぜ」


ケリウスの言う通り、今は真夜中だ。

早く寝て疲れを取ろう。


俺はベッドに横たわると、相当疲れていたのか、一分で寝ることができた。



◆ ◆ ◆ ◆ ◆


あれから二日が経過した。

今日は目覚めのいい朝だ。


もうできただろう。

ベッドから起き上がると、扉がバンと勢いよく開いた。

そこには何かの金属を持ってるスランガが立っている。


「もしかして、できたのか!?」

「ああ、ようやくできた」


「ありがとな。感謝してやるよ」


俺は素直に感謝した。

だが、それで終わり。

これ以上はない。


もう用事も済んだし、殺してもいいのだ。

でも殺すのは、勢いを試してからだな。





 

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