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奴隷は魔王となり、復讐を決意する。  作者: 影月命
第5章「錬金術師の最強兵器」
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第51話 『女神の戦い』

走りながら、闇を剣の形にする。

すると、急にアリアの方向から、強風が吹き始めた。

少し耐えたが、吹き飛ばされてしまった。


受け身をとり、アリアの方に向き直る。


俺は剣を振り、闇の斬撃を飛ばした。


次に自分の上と、アリアの前の地面に闇の渦を出した。

飛んでアリアの前に瞬間移動すると、俺は剣を横に振りつけた。


「っ!」


アリアはさっきの斬撃に気を取られてしまい、俺の攻撃に追いつけなかった。

だが、ぎりぎりのところで、結界を張られ、攻撃を当てることができなかった。


「な、中々やりますね。ならこれで!」


アリアの上から斬撃のようなものが五本出てきた。

すると、一本ずつ俺に向かって飛んできた。

俺はぎりぎりのところで、避けた。


「くそ、なんだよこれ!」


避けながらアリアに訊くと、


「風の斬撃です」


一つずつ避け、最後に飛んできた斬撃は、剣を振って闇の斬撃を当てて消した。


「今度は俺の番だ!」


俺は津波のような巨大な闇を出し、アリアを呑み込もうとした。

包み込んだが、瞬間移動してしまって、消すことができなかった。


「そろそろ終わりにします」



手から小さな竜巻を出し、俺に向かって放ってきた。

こんなの当たっても何も効かねえよ。


竜巻は近づくにつれ、徐々に大きくなっていった。


なんだよ、これ。

でかくなるなんて聞いてねえぞ。


避けようとしたが、でかすぎて避けきれずに当たってしまった。

俺は竜巻に呑まれてしまった。


くそ、飲まれてしまった。

やっぱりあいつらと戦えばよかったのか?



回る度に巻き込まれた木に当たって体が痛い。

竜巻が治まり、地面に叩きつけられる。


「いっ!」


くそ、体中が痛い。

起き上がるのにも相当な力が必要だ。

とてもじゃないが、立ち上がることができない。


アリアはそんなのお構いなしに徐々に近づいてくる。

やばい。

このままじゃ、死ぬ!


そう思うと、急に緊張が走った。


怖い。

この感情、久しぶりに抱いた気がする。

死にたくない。

このままじゃ死ねない。

俺にはまだやることがたくさん残っている。


怖いって感情は、完全に消してやらないとダメだな。


このままじゃダメだ。

一旦逃げないと。


俺は地面を這いずり回りながら、逃げようとした。

アリアがどんどん近づいてくると思うと、恐怖が大きくなっていった。


「来るな!来るなあああ!」


後ろを向いて、闇を放つが、瞬間移動で簡単に避けられてしまった。

闇を放ち続けるが、全部避けられてしまう。

俺はすぐに追いつかれて、服を踏まれ、移動できなくなった。


「これで終わりです」


アリアは、空間から雷の形をした電気を出した。

その雷は円形に並ぶと、一斉に真ん中に行き、一つの剣になった。


刃の部分は雷の形をしていて、刃の真ん中は黄色に光っている。

これで切られると、本当に終わるかもしれない。


アリアが剣をあげると、いきなり剣に向かって雷が落ちた。

見ると、剣の刃は光を放ち、バチバチと電気を纏っていた。

剣を振り下ろす瞬間、俺は死を覚悟し、目を思い切り瞑った。



そろそろ来る!


「…………」


あ、あれ?まだなのか?もしかして、時間が遅く感じてるとか?


恐る恐る目を開くと、目の前にはケリウスが立っていた。

………ケリウス……。


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