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奴隷は魔王となり、復讐を決意する。  作者: 影月命
第5章「錬金術師の最強兵器」
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第48話 『ゴブリンを殺す』

呪いの森という割には、そこまで恐怖を感じないな。

雰囲気も暗くないし、普通の森と同じに見えるが、災いがよく起こるのか?


「魔物見つけたぞ」


ケリウスはどこかに指差すと、その方向に向かって走りだした。


「おい!ちっ、勝手に動くなよ」


ケリウスが向かってる方向を見ると、確かに魔物がいる。

イノシシに似た黒い巨大な魔物。


ケリウスは走りながら、空間から『痛魔の魔剣』を出し、その剣に闇を纏い、イノシシに向かって振りかざした。


イノシシが真っ二つに切れて死ぬと、ケリウスはイノシシの体の中を漁り出した。

漁ってから少し経って、魔石を見つけたようだ。


俺たちの上とケリウスの近くの上に闇の渦を出し、その渦を下におろし、瞬間移動した。


「魔石はあったか?」


ケリウスは悲しい表情をしながら振り向く。

あ、あったはあったけど、違う種類のやつか。

それは見事にあってたようだ。


「あったはあったけど、赤いやつじゃなかった」


ケリウスの手には青い魔石があった。


「特定の魔物に赤い魔石があるのか?」

「いや、魔石の種類はランダムだ。絶対その魔石ということはない」


なるほど。

俺も探さないとな。


「あ、あそこにいるわ」


ルシアが言う。

見ると、そこにはゴブリンが数匹立っていた。

その瞬間、全身がカッと熱くなる。


既に頭には血がのぼっていた。


「ゴブリン……」


その声は低くドスがきいていた。


俺は一瞬でゴブリンの前までたどり着き、顔面に向かって思い切り殴りつけた。

殴られたゴブリンは吹き飛び、木にぶつかった。


周りのゴブリンがキーッキーッと吠えながら威嚇してくる。

振り向き、睨みつけると、吠えるのを止め、怯え始めた。


「なんだよ、そんなもんか?」


次に、一番近くにいる奴に飛びつき、地面に叩きつけた。

俺はゴブリンの顔面を踏みつけながら、


「ごめんな~。俺今ちょっと血がのぼってるんだわ~」


「ケリウス」

「ん?」

「ラング、なんでそんなに怒ってるの?」

「まあ……色々あったんだよ」


「そ、そうなのね」



魔石のことはすっかり忘れていた。

何度も何度も踏みつける。


その度に、快感が襲ってくる。

あぁ、なんかこの感覚久しぶりな気がする。


「よくも!よくも!俺を陥れてくれたな!直接的には関係してないが、お前等と同じ種族に、俺は苦しめられたんだよ。お前等ゴブリンに出会わなければ、こうなることもなかった!」


最後に、ボールを蹴り飛ばすような勢いで顔面を蹴りつけた。

ゴブリンが小さい手で顔をおさえながら叫び声をあげる。


「なんだよ。どうせ醜い顔なんだし、歪んでも問題ないだろ」


「ラング、私も倒す」


レイナが近づこうとすると、


「やめろ!」



「こいつらは俺がる!」


トーンを低くして言うと、レイナは少し怯んだ。


俺は空間に波紋を出し、そこに手を突っ込む。

そして、「恐魔の宝剣』を取り出した。


刃先を下に向け、倒れているゴブリンの首めがけて、ギロチンの如く、剣を下ろした。

首から上は離れ、赤黒いドロドロした血が流れ出る。


それを合図に周りにいるゴブリン一斉に俺に襲い掛かってきた。

俺は剣を振りながら一周回った。


ゴブリンの首は一斉に飛び、血の雨が降り注いだ。

その瞬間、大雨も降り出した。


剣を振り、刃先についていた血を飛ばす。

雨に濡れてるからか、綺麗にとれた。


「……少しスッキリした気がする」

「そ、そうか。それはよかったな」


ケリウスはそう言いながら、さりげなくゴブリンの方に近づいて行った。

ゴブリンの腹の中を漁り出すケリウスを見て、思い出した。


そういえば赤い魔石をとるために魔物を殺してるんだったな。



 

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