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奴隷は魔王となり、復讐を決意する。  作者: 影月命
第3章「ルガミンダ魔術学院」
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第31話 『強くなるために』

あれから数日が経ち、水も闇も威力が増した。


これで少しは魔術学院に入学した意味ができたな。




外で闇を放っていると、ケリウスが話しかけてきた。


「強くなったな」

「当たり前だ。修行してるからな。これで強くなってなかったら発狂する」


ケリウスはそれを聞いて笑っているが、割とガチで言っている。





……試したい。

俺が本当に強くなってるのかを、人間で試してみたい。


誰にしようか。

誰でもいい。

だが、ケリウス以外な。




夜になり、外にはほとんど人がいない。

家に戻り、ある部屋に行く。

そこには手首と足首を縄で縛られ、口も塞がれた男と女と女の三人がいた。


俺はそいつを見てニヤリとする。

三人とも俺を見た瞬間にブルブルと怯え始め、黒目は軽く痙攣していた。



こいつらには火と水と闇を、全部くらってもらう。

またニヤリと悪い笑みを浮かべる。





女の髪を掴み上げ、


「まずはお前からだ」


雑に扱い、頭を地面に叩きつける。

そして手から火の玉を出し、女に向かって放った。


火が女に当たった瞬間に爆発し、部屋中に煙が上がった。


煙が薄くなり、周りが見えてきたところで、女が消えていることに気づいた。


赤い液体が壁についている。

人差し指につけ、じっと見つめる。


ドロッとしている。

多分、血だろう。



匂いも血、独特の鉄の匂いがする。


あの火を直で受け、消滅した…ということか。

それほど威力が高いってことだな。


てか、この家大丈夫か?



結構な威力だったと思うぞ?

特殊な結界でも張ってるのか?


あいつに家の音が聞こえないようにしてくれって言ったときに、張った結界なのだろうか。



二人は女がいた場所をじっと見つめ、ぶるぶると震えていた。


最大の恐怖を味わえ、死ぬ恐怖を味わって死ね。



おっと、殺す理由は威力を試すためか。

じゃ、次は君に決めた。


男に近寄る。

そいつを起こして立たすと、次は水を放った。


大きな水が勢いよく放たれ、男の腹を貫通した。


男の口から大量の血が零れる。


「へえ~、貫通する勢いか」


貫通した腹を平然と見ている俺に二人は恐怖を抱いていた。




そして血が足りなくなって死んだのか、男はガクッとなって倒れた。



てか、壁大丈夫か!?

後ろの壁を見ると、傷一つついていなかった。


おかしいな。


体を貫通するほどの威力だぞ。



やっぱり結界張ってるのか。




「最後はお前だ、女」


女を見下ろし、睨みつけると、ブルブルと激しく震える。

まるで肉食動物に狙われた小動物だ。





最後は闇だ。


俺は手で覆いかぶせるほどの闇を手から出し、女の顔面めがけて放った。


闇は一瞬で女のところまで移動し、体に当たると全身が真っ黒になり、そのまま消滅した。


思い通りに操作ができるようになったな。




そうだ、いいこと思いついた。

強くなるために、人間を殺そう。


人間を殺せば、レベルも上がるだろう。

レベルも上がるし、人を殺す快楽も味わえる。


まさに一石二鳥だ。







その夜、大量の死体が道端に転がっていた。


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