表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
奴隷は魔王となり、復讐を決意する。  作者: 影月命
第3章「ルガミンダ魔術学院」
26/148

第25話 『二次試験』

「合格できなかったあなたは不合格です」






三番目の男は肩を落としながら情けない表情をして帰っていった。

やはりあの表情を見るのは、楽しいな。


「では、次に二次試験を行います。ついてきてください」


言われた通り、試験官についていった。







また校庭でするのか。



少し移動したところで立ち止まり、ある物に手を向けた。

それは水晶だった。






「二次試験はこの水晶に手を当てるだけです」







二次試験は、この試験官が言った通り、水晶に手を当てるだけで済む。

この水晶は、触れた者のMPを感知し、それに応じた色に変化する、MPを測る水晶だ。




魔力がMAXどれくらいかを測り、100は白色、200は黄色といった感じで色が変わる。

少ない順から、白色、黄色、緑色、水色、青色、赤色、そして黒色。





合格する色は青色以上、つまり500以上だ。





一応触れる前に自分で確かめるか。

水晶から目を逸らし、ステータスを開く。


―――――

ラング・ガンデイル

職業:無職

属性:火、水、闇

レベル:400


HP:7000

MP:6000

攻撃:50000

防御:700

知識:9

―――――


あ、これ余裕だな。

てか、今の俺強すぎないか?






前も結構数値はあったがここまではなかったぞ?


やっぱり闇が手に入ったからか?



「では次、あなたよ」




試験官に呼ばれ、ステータスから目を逸らす。

俺がステータスに集中してる間に、もうこいつらは終わったようだ。

二人が悲しそうな表情をしている。


フン、落ちたようだな。



その顔に思わず笑みを浮かべそうになる。

合格した男は安心したのか、手で胸を抑え、何度も深呼吸をしていた。

この表情だと、こいつだけは合格したようだな。







俺は水晶の前まで歩きながら移動し、水晶を見つめる。


そして、その水晶に触れる。



その瞬間、水晶は闇に包まれ――粉砕した。



普通なら薄く小さい黒程度なはずだ。


だが、水晶全体が真っ黒になっていた。

ましてや、粉砕するなんてもってのほか。


この水晶では計り知れないほど膨大な力を持っているということなのだろうか。




見ていた奴等がぽかんと間抜けな表情をしている。

なんだ?死んでんのか?


「粉砕…した……?」


ちっ、まさか力が大きすぎて壊れるとは思ってなかった。

弁償しないといけないよな。

金貨五枚くらいか?


面倒くせえ。


俺には生活がかかってるのに……



「ああ、せっかくの水晶が!ちょっとあんた、弁償してくださいよ?!」


やっぱり言われたか。

殺したい衝動に襲われるが、歯を食いしばって我慢する。

気を抜けばすぐにでも殺してしまうだろう。




「あ、ああ、わかってる。安心しろ。で、いくらだ?」

「金貨九枚ですよ!」

「は?そんなにするわけねえだろ!」


「しますよ!この水晶は高額なんです!」


くそ!ああもう、なんで俺が!

心の中で舌打ちをし、頭をかきむしる。


落ち着け、ケリウスがなんとかしてくれるだろう。

あいつはなんのためにあると思っているんだ。

利用するためだろ?

自分にそう言い聞かせ、落ち着かせた。



「……わかったよ、払ってやる」



評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

↑ページトップへ