表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
奴隷は魔王となり、復讐を決意する。  作者: 影月命
第2章「黒の魔術師」
21/148

第20話 『世界の救世主』

前回の話から一か月後の話になります。




最近、世界は一気に闇に染まった。


それは物理的にも、雰囲気的にも………



僕はエデウス・エレガレンス


ここで言っておく、僕は天使だ。

だから背中には、立派な白い翼が生えている。

翼があるから飛ぶことが可能だ。



ここは神国、ヴェルスランズ。

神聖たる者だけがいる国だ。






さっきも言った通り、この世界は闇に染まった。

世界各地で、人が急に悪になって人を襲い始めたのだ。



どうやら、闇の靄が降りかかってからそうなったようだ。


そのときに黒いローブを着た男が空を浮いていたということを色んなところから耳にする。



人はそいつを、黒の魔術師と呼んだ。

きっとそいつが犯人なんだろう。



確か、そんなことができるスキルがあったな。


闇の呪い。

闇属性の人間だけが手に入れることができるという。

ということは、黒の魔術師は闇属性ということだ。



いったいなぜそんなことを…………


やっぱり、闇属性だからか。






ちなみに、このヴェルスランズには悪になった人はいない。

だが、黒の魔術師がここを標的にしてやってくるのも時間の問題だろう。



神が悪になったら本当に世界の終わりだ。

それを阻止するためにも、僕が立ち上がらないといけない。

それが僕の使命なのだから。








僕は翼を広げて空を飛び、まずはエーデン大陸に向かった。






そこにたどり着くと、ゆっくりと着地した。

この国は、呪いにかかった人はいないし、まだ襲われてない。


「誰だ、あいつ!」

「ついに黒の魔術師がここにも来たのか」


僕を見ているその目は、なぜか怯えていた。

僕があの黒の魔術師と思ってるのだろうか。


僕は落ち着かせるために手を前に向けながら、


「大丈夫、落ち着いて。僕は君たちに危害を加えないよ」



すると安堵のため息をつく。

どうやら僕の目を見て、信じてくれたようだ。


「僕がここに結界を張るので、もう安心です。黒の魔術師も呪いにかかった人も来れません」

「本当か!?」

「よかった~」




僕は空に浮き、国に大きなドーム型の結界を張った。


これで、どこからもこの中に入ることはできない。



僕はもう一度地面に舞い降り、結界を張ったことを知らせた。


「これでもう外から入ってこれません」

「ありがとう」


「さっきは疑ってごめんな」

「いえ、これが僕の使命なので」


照れくさくなり、頬を赤くする。



結界も張ったことだし、ここはもう安全だな。

後はみんなの呪いを解くだけだ。


「では、僕はまだ用事があるので」


僕は翼を広げて空を飛び、隣の国に向かった。







着地して、見るとそこには、逃げる人やそれを追いかける人、戦ってる人もいる。


「これは、酷い」


すると、一人の人間が、剣を持ってこっちに向かってきた。


「死ねええええ!」



僕は普通に左に避け、攻撃を交わした。


「避けるなー!」


そう叫びながらもう一度僕に向かって走ってきた。


僕の近くまで来たところで、手を男の頭に向けて、光の粒子を出した。

男は落ち着いたように止まり下を向く。

顔を上げると、


「あれ、俺何して……」


どうやら何も覚えていないらしい。


「あ、あいつら、何してんだ」


怯えた様子でどこかを指差した。

その方向を見ると、人が剣を持って人を襲っていた。


そうか、この人は呪いにかかってて記憶がないから、世界が今どうなっているのかも知らないのか。


「早く逃げて!」

「あ、ああ」


男はまだ状況が掴めていないようだったが、危機を感じて逃げてくれたようだ。


とりあえず、あの人たちの呪いを解かないと。



僕は、近くまで移動し、一気に呪いを解こうと、大きな光の粒子を出した。

それが全員にかかり、正気を取り戻したようだ。


その瞬間、僕は地面に手をついた。

一気に息が荒くなる。


「ハア……ハア…やっぱりか」


大陸全体に光の粒子を降らそうと思ってたのだが、これじゃやはり無理らしい。




評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

↑ページトップへ