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奴隷は魔王となり、復讐を決意する。  作者: 影月命
第2章「黒の魔術師」
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第19話 『世界の支配者』

「頼む!殺すのだけはやめてくれ」


その言葉を聞いて、笑いがこみ上げてくる。


「安心しろ。殺しはしねえから」


その言葉を聞いた人間どもは、胸に手を当て、安堵のため息をつく。

ふん、バカが。

俺はそんなバカどもに呆れながら、心の中で悪口を言った。


「殺しはな」



それを聞いて何かを察したようだ。

みるみるうちに表情が青ざめていく。



「お前たちは、今日から俺の奴隷だ」

「そんなの嫌に決ま――」

「あ?」


言葉を遮って、その男を睨みつける。


「俺の言いなりにならないなら、どうなってるかわかってんだろうな?」


手から闇を出し、ニヤリとしながら見つめる。


「「「………………」」」

「もちろん、俺の言う通りにしてくれたら、殺しはしない。お前等もそこまでバカじゃないだろ。もう一度言う。お前たちは、今日から俺の奴隷だ」


少し時間をおいて、小さく頷く。


「わかればいいんだよ、わかれば」



俺は空中に浮き、奥に向かって玉座に座った。


「じゃ、そいつとそいつ、こっちに来い」


適当に人を二人指差し、俺の横に来させた。


そして左手に持ってる痛魔の魔剣をその二人に当てる。


「「あああああああああああああああああああああああ!」」


発狂しだし、暴れ始める。


「アハハハハ、やっぱりこの光景はいくら見ても飽きないな」


愉快に笑う俺を見て、こいつやばいとでも言いたそうな表情をする。



「な、なんで、傷つけないって言ってたじゃないか!」

「ああ?何勝手に変な解釈してんだ。俺が言ったのは殺さない、だ。傷つけないとは一言も言ってない」


その言葉を聞いた彼らは、みるみるうちに表情が青くなっていく。

この世の全てに絶望でもしたような表情、泣きそうになる顔、やはりたまらない。


心の底からゾクゾク~ッとくる感じ、これにはなんとも言えない中毒性がある。





玄関の方から逃げようと、次々に外に出ていく。

逃がすとでも思ってるのか?


お前等はもう俺の物なんだから。



俺は窓に向かって飛び、そのまま勢いに任せて窓を突き破る。

そして外に出た。



見ると、みんなバラバラの方向に逃げていた。

そうすれば、逃げ切れるとでも思ってるんだろう。


はあ……俺もなめられたものだ。

心の中でため息をはき、逃げる奴等を睨む。


あいつらをここに取り戻すのなんて簡単だ。


人差し指を立て、そこから小さな闇の玉を出す。

それを空中に浮かすと、城の真ん中に移動させた。



その瞬間、逃げた奴等が一気に城に引き込まれた。

ブラックホール的なやつだ。




地面に綺麗に着地し、城の方を見る。


城の壁にへばりつくような状態になっている。

なんとも滑稽な姿だ。




「ふざけやがって!俺を怒らせるとどうなるかわかってんのか?!」


徐々に城に向かって走り出し、勢いに任せて前にいる人間の顔面に殴りつける。

気が済むまで、色んな奴の腹を殴りつけた。


怒りに任せて何度も何度も腹を蹴りつけた。

すると、逆流した胃液が口からこぼれる。



闇を消すと、城にくっついていた奴が一気に地面に落ちた。

適当に選んで髪を掴み上げる。



「俺に逆らうな」


低く、冷たく、地獄の底から這いあがるような声で、睨みつけながら言った。

すると、近くにいる奴は怯えながら俺を見ていた。


俺が睨みつけた奴は、震えるだけで全く動こうとしない。


「あ……あぅ……ぁ…」


声を出したくても出せないのか、口をパクパクとさせている。

気持ち悪ぃ。

心の中で舌打ちをし、掴んだ頭を地面に叩きつける。


やはり苦しめるっていうのは気分がいい。

こいつらはこれからも、俺のおもちゃになってもらう。





ニヤリと笑う俺の表情を見て、彼らは怯えることしかできなかった。


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