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奴隷は魔王となり、復讐を決意する。  作者: 影月命
第2章「黒の魔術師」
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第16話 『殺しはしない』

そういえば、腹減ったな。


ここ食料あんのか?



城の中を探索して、色んなドアを開けてると、謎の部屋を見つけた。

真中に剣が突き刺さっているだけで、他には何もない。


なんだ、この剣。

紫のオーラを放っている。

魔剣か。



それより、食べ物を探してたんだった。

部屋を出て、


箱がたくさんある食糧庫のようなところを見つけた。


開けて確認すると、食材がたくさん入っていた。

これで食料には困らないな。






アイテムボックスに大量の食料を入れて、その中のりんごを食べた。




もう夜だし、確かあの部屋が寝室だったからあそこで寝るか。



俺はその部屋に入り、ベッドの横になって眠った。








………一人だな。

でも、仲間なんていらない。

人間だし、どうせ裏切るだろうから。


人間を全滅させても、まだ魔人がいるから大丈夫だろう。



明日も闇の呪いで街の奴等に呪いをかけて消すか。





朝になると、飯を食って、街に向かって飛んだ。







街にたどり着くと、飛んだまま、さっそく近くにいる奴等に闇の呪いをかけた。


悪に満ちた人間どもは、近くにいる人間に襲い掛かった。


こいつらに全員殺してもらおうか。


逃げてる奴が多いが、いつか絶対に殺すことになるからほっといていいだろう。



「さあ、殺せ殺せ。殺しあえ!」




「ぎゃああああ!」

「誰か……たす…けて…」



響く悲鳴に、血で染まった床。


普通の人ならこの光景は地獄と表現するだろう。

残酷で、見たいとも思わないだろう。



だが、俺は違った。



綺麗だ。

おかしくなったのは一応自覚している。


でも、こう思うのも仕方がないのだ。





人間は醜い物だと思ってしまったのだから。



この大陸の全員に呪いをかけてもいいが、正常のまま殺すってのもいいな。


呪いをかけるのは少しにして、そいつらに全員殺してもらおうか。


殺すのはこいつらに任せるとして、俺はそれを観察しておくか。



「あいつが原因なんだ!」



男が俺を指差して、何かを叫んでいる。

何言ってんだ?


すると、周りの呪いにかかってない人が一斉に俺を見た。

その目は怯えている。


フン、気分がいい。



やっぱり俺もるか。

俺は地面にゆっくり降り、人間がいるところに歩み寄った。


「さあ、俺を楽しませてくれよ!」


そう叫ぶと、徐々に走り出した。


そして手に闇を纏い、そのままの勢いで人間どもに殴りつける。

すると、殴った人間の頬は闇がへばり付いた。


そこから、徐々に消滅している。


「痛い痛い痛い痛い痛いいいい!」

「ぎゃあああああああ!」

「ああああああああああああああああ!」


一瞬で殺すのもいいが、痛めつけて徐々に殺すのもいいな。

むしろそれの方が、いいのかもしれない。

いや、しれないじゃなくて、それがいいんだ。


一瞬で殺したら痛いのは一瞬で済んでしまうからな。



そもそも、俺が人間を殺したい理由は、快感を感じたいからではなく、醜いからだ。

後、復讐も理由の一つだ。


すぐにでも、全滅させた方がいいのだろうが、それだと俺の気が済まない。


もっと俺の気が晴れるような、俺のこの気持ちが落ち着くような、そんなことをしないと俺は一生苦しむことになるかもしれない。


絶望のどん底に突き落とし、体を傷つけて、徐々に死なせる。








……殺す、という考えが真っ先に思い浮かんだのがまず失敗だったのかもしれない。


殺さずに永遠に痛めつける。

それが一番の苦しみだろう。


我ながらいい考えだ。

思わずニヤリとしてしまう。



死なせないためには『不老不死の呪い』というスキルを手に入れなければならないな。

ただ、そのスキルの手に入れる方法がわからない。




痛魔の魔剣を手に入れるか。


……魔剣…?

あ、そういえば、さっき城で見つけた剣って……


確かめる価値はあるな。





俺は城に飛びながら速く向かった。




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