第14話 『アルクスカ大陸』
エルド、どこ行きやがった。
くそ、どっかに逃げやがったな。
探したいところだけど、今はやめとくか。
とりあえず、一番大きい大陸を支配するか。
てなわけで、アルクスカ大陸に行こう。
この世界は、四つの大陸に分けられている。
俺が今から行くアルクスカ大陸にエーデン大陸、アキラセ大陸、そしてセイラン大陸。
ちなみに俺が今いる大陸はアキラセ大陸だ。
俺は空を飛んだまま、高速でアルクスカ大陸に向かった。
ざっと一時間くらいでたどり着いた。
平和に過ごしているが、これも一瞬にして崩壊するだろう。
俺は街にスタッと降りた。
「さあて、まずは邪魔モノを排除するかな」
俺は手から巨大な闇を出し、建物を指差す。
すると、闇はその建物に向かい、破壊した。
それを見て、周りの奴等が騒然としている。
俺がそいつらを睨み、ニヤッとすると、いきなり逃げ出した。
俺は飛んでそいつらを追いかけた。
遅いな。
一瞬でたどり着くと、男の耳元で囁いた。
「逃げんなよ」
「ひぃい!」
俺を顔を見るなり、怯えた表情で情けない声を漏らす。
「お前等はここで死ぬんだよ!」
手から出した闇を広げ、そいつらを一気に呑みこみ、叫ぶ暇すら与えず一瞬にして消滅した。
「ああ、もう終わりかよ。この怒りを、この憎しみを、この恨みを、誰か満たしてくれよ」
次に俺は、闇から剣を作り、横に振る。
すると、そこにいる建物や人がバッと綺麗に切れた。
建物が煙を立てて崩れていく。
真っ二つに切れた人間は、叫び声を上げながら血がとめどなく出てくる。
「まだまだーー!」
剣を振りながら、一周回る。
すると、輪っかの黒い斬撃が俺を中止に広がっていく。
さっきまでの光景が一瞬にして崩壊した。
さっきまで騒がしかったのに、一気に静まり返る。
闇の剣を消して、空を浮遊し周りを確認する。
ほとんどが崩壊している。
でも、ごちゃごちゃしてて邪魔だな。
綺麗にしようか。
俺は地面に下り、上に円型の巨大な闇を出した。
闇の下の地面にある物、人は浮きはじめ、闇に吸い込まれていく。
闇に当たった瞬間に消えるから、あの闇から上には上がらない。
次はあの奥の街にしようか。
一瞬で奥の街に飛ぶ。
そうだ、闇の呪いをまだ使ってなかったな。
あいつで試してみるか。
スキル発動!『闇の呪い』
手から闇が出て、男を取り囲む。
俺はスキルを発動したはずだが……
「な、なんだこれ。う、うわあああああぁぁぁぁぁぁぁ!」
だが、闇はすぐに消え、なぜか男は消滅していなかった。
男は下を向き、何かをブツブツと喋っている。
「俺はなぜ今まで人間を許してきたのだろう。簡単に裏切るし、簡単に殺そうとする。殺したい。殺す。絶対に殺す!」
男は最後にそう言い残すと、どこかに去った。
そうだ、良いこと思いついた。
俺はニヤッとどす黒い笑みを浮かべる。
宙に浮き、巨大な闇の球を出す。




