39 高馬 Day4
しばらくぼんやりしてたが中々加藤は来ない。気になって電話してみる。
「お前結局来ないの?」
「いやぁ、電話したあと彼女さんと一緒にいるかもって思い出してどうしようか思ってたんだよね。今スーパーにはいる」
「・・・バカやな」
「ほっとけ。テスト終わりで疲れてるんだよ」
「支倉さんなら帰ったよ。腹減ったし色々買ってくれ」
俺はスマホをテーブルに置き、コーヒーを落とす。10分程で加藤はやってきた。
「やあ」
「ああ」
加藤はテーブルにレジ袋をどさっと乗せ、椅子に腰掛けた。
「さ、食べよ食べよ」
「何買ったんだ?てか、何しに来たんだ?」
「普通に弁当だよ。お茶も買ってきた。それよりスマホの充電させてくれない?結構ヤバめで」
「・・・ライトニングか?」
「Type-Cだよ」
カウンターの隅のコンセントを指さす。
「充電器は?」
「持ってない」
仕方ないから寝室から持ってきて渡す。
「・・・ねぇ、高馬。このタコ足って何に使ってるの?」
「あ?タコ足?俺そんなん使ってないけど」
「いや、でも刺さってるよ」
・・・ん?さっき見た時はなんてことなかった気もするが。見落としたのか?
「・・・わからん。多分使わんくなってもそのままにしてただけかも」
「へぇ。外しちゃうよ」
「はいはい」
加藤は適当にタコ足をテーブルに置いた。軽く触って見たが、こんなん家にあったか?てか、タコ足ってこんなに重いか?
「さ、食べよ」
「・・・ああ」
まぁいいや。箸を手に取り弁当を食べる。




