表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
虚栄  作者: 竹取夜鷹
PR
74/78

37’ 先輩 Day4

私は口をすすぎ、深呼吸をする。なんなの?あの写真。なんで可愛い高馬君の写真の中にあんなグロテスクな写真が混ざってるの?冷蔵庫を開け、中からストゼロのロング缶を取り出す。タンブラーに注ぎ、半分ほどイッキに飲み干す。あんな感じの画像があと何枚かあるなら少し酔ってダメージを少なくしたい。モニター前に戻り、8枚目を開く。高馬君の高校の写真だ。文化祭の準備かな?これ。癒される。私はその写真を食い入るように見つめる。友達のお喋りしてる彼のカッターシャツの隙間から鎖骨が見える。ただそれだけなのに今まで見たどんなえっちな動画よりも興奮した。私ははやる気持ちを抑え、次の写真を開く。9枚目は水着の写真だ。高馬君はラッシュガードを着てて、残念ながら体はあんまり見えないけど、それでも初めて見た太ももに興奮を隠せない。高馬君の短パンの姿見たことないから、こういう姿は新鮮でますます好きになった。そして10枚目。私は息を飲んだ。お風呂の写真だ。彼の裸体には痛々しい切り傷や火傷の跡が縦横無尽に走ってる。傷がない場所が殆どない。私は言葉を失った。

一旦、ストゼロを口に入れる。どういうことなの?高馬君は虐待されてたの?私はベランダに出てアメスピに火を付ける。高馬君、何を私に、彼女の私に隠してるの?スマホから隠し撮りした彼の写真を見る。彼はカメラを向けられると反射的に離れるから、ブレずにバレずに撮れた写真は数枚しかない。どれも宝物だけど。でも、小倉さんと撮ってたあの顔だけは写真どころか目の前で見たことすらない。少しイラつき、ストゼロを飲み干す。

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

↑ページトップへ