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虚栄  作者: 竹取夜鷹
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31' 小倉 Day4

イヤホンを嵌め、トップソングを流す。たかのためじゃあなくて、私の人生のために友達も彼氏も作んないと。毛嫌いしてたトップソングも、聞けば悪くないなって思った。

自殺しようと考えた交差点。思わず笑いそうになる。たかが見てくれないなら死んだ方がマシだなんて。大きく息を吸う。たかなんかより幸せになるんだから。

ふと雨の匂い。雨は嫌い。洗濯物・・・お母さんに連絡してみよう。

『お母さん、洗濯物お願いしてもいい?雨降るかもしれない』

『わかったよ』

直ぐに帰ってきた普通の返信に涙が出そうになる。一応、折りたたみ傘を取り出そうとしてカバンを漁る。・・・うーん、ないね。一応財布を開け、傘を買うか考えてみる。・・・なにこのUSB。私は財布から出し、コンビニのゴミ箱に捨てた。得体の知れないこんなもの、触りたくないしそもそもパソコン持ってない。

「なんでいるのよ」

「俺が聞きたいよ」

笑っちゃうね。私はたかに折りたたみ傘を押し付けた。苦笑しながら買ってくれた。大好き。

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