表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
虚栄  作者: 竹取夜鷹
PR
60/73

30' 小倉 Day4

朝、目が覚める。寝起きはいい方だ。キッチンに行き、朝ごはんと弁当を作る。

ピーマンとベーコン、卵とウィンナー。昔高馬が歌ってた知らない歌を見まねで歌ってみる。涙が何滴もフライパンの中に落ちた。

「・・・おはお」

珍しく起きやがった。母親は何も言わずに冷蔵庫をあけ、缶ビールを取り出した。

そして、それを全て、流しに捨てた。

「・・・なにしてるの?もう酔ってる?」

「・・・ごめん。らら。もう、お酒やめるから」

嘘。信じられない。母親は缶を握りつぶした。

「私、昨日さ、悠太君と久しぶりに会ったんだ。その時、悠太君が私をビンタして、泣きながら、俺の親が迷惑かけて申し訳ない。でも、お前は小倉の親だろって怒鳴ってきたの。それでさ、私、目が覚めたんだ。旦那に逃げられても、私にはららがいるのに、ずつと見てこなかった。ごめんね」

「・・・」

「病院にもアル中治すために予約したから。お願い、まだ、私を母親として、見てください」

たか・・・。ほんとに、本当に君って人は・・・

「・・・うん。頑張って、お母さん。ご飯、一緒に食べよ」

登校前から泣かせないでよ。


顔を洗い、制服を着て、少し迷ったけど身体中に林檎の香水を振りまき、たかを待たずに家を出た。

「・・・行ってきます」

「うん、行ってらっしゃい」


「三界の狂人」

「四生の盲人」

「小倉が家から出てきた」

「・・・そう。じゃあ、お願い」

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

↑ページトップへ