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虚栄  作者: 竹取夜鷹
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28 高馬 Day3

小倉は出ていってしまった。音のない部屋に響く、孤独のリズム。俺は面倒くさくなりフローリングに寝転がった。頭の痛さも、吐き気も倦怠感も、全部面倒くさい。


「たか!」

「・・・なに?」

「はい!」

「なにこれ?」

「パパが渡せだって!じゃあね!」


「・・・よぉ」

「・・・たか、学校は?」

「サボった」

「バカだなぁ」

「お前は?」

「サボった」

「バカだなぁ」


「たか、高校決めた?」

「決めてない」

「早めに決めなよ」

「お前は?」

「ん?普通に北高」

「何が普通にだ。舐めやがって」


「お前・・・その制服」

「北高落ちたんだよ。笑えよ!」

「北高も城高もB日程だぞ」

「・・・」

「あんなけ余裕かまして難易度下げたのかよ」

「うっさい!」


「たか、体育祭の準備は?」

「億劫でサボった」

「先生にチクるよ」

「お前は小学生か」


ふと気が付きカーテンを少し開ける。もう真っ暗だ。

慌てて時計を見る。時刻はもう7時の終わりかけだ。

目が覚めて意識もはっきりした。今度こそ小倉と話そう。

小倉に謝ろう。


支倉さんが買ってくれた服を脱ぎ、よく着る服にお色直し。顔も洗い、髭も剃り、整える。

深呼吸を1つ。俺は家を出た。

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