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気楽道楽  作者: PP
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笑顔。

 職場では愛想の良い従業員の筆頭、は言い過ぎかもしれないが、まあお客様からは感じがいいとお褒めを頂ける程度には笑顔で仕事をしている。

 心も笑顔寄りになるのか、嫌な事があっても落ち込む事は少ない。

 しかし私は元来、無愛想な無表情女である。

 美人ならクールと喜ばれるかもしれない。しかしブスなので根暗の一言で終わらされる。


 写真に写る赤ん坊の私の眉は常に寄せられている。

 幼稚園に通う頃には愛想のかけらもないと言われていた。

 小中高と、平常心なのに同級生には怒っていると誤解され、教師にも不服があると見做され叱られたりもした。

 楽しいなら笑えと言われても自分では笑ってるつもりで、楽しくない時に笑うのなんて出来るはずがないと思っていた。

 しかしそれは甘えた考えだった。

 笑顔なんてただの表情筋の痙攣である。顔を動かせば良いだけだ。大体、誰も心から笑えなんて言ってない。

 とりあえず笑顔っぽい顔をしておけば周りが安心するのだ。自分が楽しくないからというのは周りを不快にさせても良い理由にはならないのだ。

 だから目を細め、頬を引き上げるついでに口の端を上げる。

 自己流ではあるが、そういう訓練を社会に出てから30年以上続けている。筋肉が動くようになると、楽しい時には楽しい顔が出来るようになる。訓練は大事である。


 努力の甲斐あって、今では仕事では常に笑顔、プライベートでも大抵笑顔で、1人で出かけていてもほんのり笑顔でいる自覚がある。

 それでも心が伴っていない時には、ちょっぴり顔が痛いんだよねぇ。





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